「猫のひたいほどワイド 祝8周年感謝祭~イタズラ猫の絶対距離~」が3月23日(土)に神奈川・関内ホール 大ホールで開催された。
「猫のひたいほどワイド 祝8周年感謝祭」には、月曜担当の鈴木勝吾、大矢剛康、朝田淳弥、木村魁希、岡田翔大郎、火曜担当の鎌苅健太、石渡真修、植村颯太、沖拓郎、小林希大、水曜担当の三上真史、奥谷知弘、牧田習、早瀬圭人、田倉暉久、木曜担当の井上正大、大城光、白又敦、石川悠人、双葉小太郎と岡村帆奈美アナ、照井七瀬アナが出演。
今回は5年ぶりに制限なしの通常開催として実施。岡村アナが親衛隊風、照井アナが平成初期のファン風衣装で登場し、メンバーたちを呼び込むと、鈴木プロデュースの「チェックチェックボーイズ」(大矢、石川、植村、小林、双葉)、鎌苅プロデュースの「サテンツヤっツヤーズ」(奥谷、岡田、牧田、沖)、三上プロデュースの「マイルドデニムズ」(石渡、朝田、早瀬、田倉)、井上プロデュースの「バンドメンwithロマンティックK」(大城、白又、木村)の4チームが客席後方より通路を通って登場した。
まずは恒例となっている「猫ひた5大ニュース」を。第5位には「猫ひた真骨頂!?汗だくロケ」がランクインし、岡田や朝田、沖らが挑戦したロケの数々を振り返った。第4位は「マリー爆誕、そして伝説へ…」と早瀬扮するマリーがランクイン。執事役を務めた田倉が「2代目引き継ぐかも…!」とつぶやくと客席から歓声が上がった。
さらに第3位は「鈴木勝吾、猫ひたに登場!」と鈴木の生放送でのアクシデントが入り込んだ。第2位は「いろいろ苦手な水曜日…!?」として、奥谷と牧田がコーヒースイーツに苦戦する様子や、「手のひらを太陽に」がうまく歌えない牧田の姿が。歌を覚えたという牧田がステージ上で歌おうとするも、歌詞が出てこずグダグダに…。そして、第1位「やってみよう!猫ひた史上最大の盛り上がり!」と、生放送中に盛り上がりを見せたVTRが流れた。
そして、4チームが「メロディーに合わせて歌ってみよう!」で対戦。お題のメロディに即興で自由に歌詞をつけ、それがメロディに合っているか観客がジャッジし、多く拍手をもらえた方が勝ちというルール。1回戦目はチェックチェックボーイズとサテンツヤっツヤーズが対戦し、大矢が「ごますり」、奥谷が「猫ひたあるある」をテーマに歌い上げ、大矢が勝利した。
2回戦目はマイルドデニムズとバンドメンwithロマンティックKが対戦。石渡が「大矢剛康」、大城が「ホテルの朝食」をテーマに歌い上げ、石渡の勝利。続く決勝戦ではチェックチェックボーイズとマイルドデニムズの対戦で早瀬が「水曜メンバー」について歌うも、メロディの尺が足りず、田倉のことについて触れられず、田倉からツッコミを受けた。対する石川はステージ上をくるくると歩きながら歌い出すも続かず、見かねた双葉が朝田の衣装の袖がないことをいじったり、2チーム全員が立ち上がり一緒になって踊る展開に。早瀬が多数の拍手を獲得し、マイルドデニムズの優勝となったが田倉が不満げだった。
さらに、エキシビションマッチとして、負けたサテンツヤっツヤーズとバンドメンwithロマンティックKの対戦も。決勝と同じメロディがお題として出され、沖と木村が戦うことに。木村が「一番好きなひらがな」、沖が「台湾ロケの裏話」をテーマに歌い上げた。3月31日放送の台湾ロケが終わり、ホテルでチェックインすると、通された部屋に先客がいて、驚いた沖が岡村アナに助けを求めるという内容に一同驚くもメロディに完成度が高く、客席からの拍手多数で沖の勝利となった。
続いて「巨大猫風船 客席横断リレー」では、2階席から放たれた巨大猫風船を観客たちが猫パンチしながらステージまで落とさず運ぶ秒数が早かったチームの勝ちというルールで4チームが対戦。客席に降りてサポートしたり、声をかけて挑み、チェックチェックボーイズが42秒、サテンツヤっツヤーズが47秒、マイルドデニムズが45秒、バンドメンwithロマンティックKが35秒という結果で、バンドメンwithロマンティックKが勝利した。
この対戦の途中、鎌苅が客席に座っていることに気づかず、マイルドデニムズの競技が始まるという場面も。ステージに進む巨大猫風船を後ろに飛ばして妨害し、朝田からブーイングを受けていた。そして、2つの競技の得点で総合優勝を決めることに。第1部となる今回は、マイルドデニムズとチェックチェックボーイズが同点優勝した。
そして、イベントの最後には番組卒業メンバーからコメントが。岡田は「皆さん本当に温かい方々で、視聴者の皆さん、スタッフの皆さん、共演者の皆さん、そしてロケに行く先々で出会う皆さん、本当にこの『猫ひた』で得たものとして、人の温かさだったり、笑顔だったりというのを大事にしていきたいなっていういい2年間になりました。個人的には画伯というコーナーもやらせてもらいまして、まさか苦手だった絵を仕事にするという(笑)。初めての出来事で僕も戸惑っていたんですけど、苦手なことをやって人が笑顔になってくれるんだったら、僕は精いっぱいやろうかなと思って、そのコーナーをやらせていただきました。他にも、早瀬君から引き継いだ人形芝居も精いっぱいやらせてもらいました。本当に精いっぱいやることで、 皆さんに笑顔を届けられたら。本当に僕は『猫ひた』をやっていて良かったなと思います。皆さん、これからもっともっとパワーアップしていくと思うので、ぜひこれからも応援し続けてください。そして、僕もまだまだ新しい役者の道を進んでいきますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました」と。
早瀬は「3年間やらせていただいて、本当にいろいろな経験させていただきました。特に同世代でこうやって仕事で長いこと付き合うっていうのはなかなかない現場で、皆さんと本当に仲良くなりました。そしてこの番組を皆さんが本当に作っている番組だなと思って。本当に見てくれてる方ってスタッフさんだったり、演者さんだったり、本当に皆さんに感謝しております。すごく楽しくて濃密な3年間でした。最後に、1つだけ心残りがあったんですけれども、ずっとブルーがやりたかったんです。でもね、レッドとブルーはもう定番の方たちがいて、函館で一度交換させていただきましたし、今日の感謝祭をやって悔いなく卒業して、僕も新たな道に進んで、頑張っていきたいなと思います。これからも、この『猫ひた』は続きますし、僕の活動も続くので、ぜひ皆さん応援のほどよろしくお願いいたします。頑張ります」とニッコリ。
石川は「最初は木曜グリーンから始まって、今では木曜イエロー。自分って何もできないんです。けど、スタッフさんや周りの人とか、視聴者の皆さんが支えてくださって、ずっとやることができたのかなと思います。『猫ひた』は『猫ひた』でしたできないことだと思いますし、僕はまだまだ芸能通して頑張っていきたいと思いますし、これからの芸能人生に本当に大きな財産をもらったと思いますので、これからは僕は登場しませんが温かく見守ってもらえたらうれしいです」と涙ぐみながら語った。
双葉は「僕はこの1年間、どんな人が見ているのかなとか考えながらずっとやっていたんですけど、今日こうやって初めて皆さんのお顔が見れて本当にうれしいです」と語り、「皆さん、楽しかったですか?」と投げかけると、会場からは大きな拍手が起こった。「この1年間は本当にいろんな経験させていただいて、たくさんの人との出会いもありましたし、あらためて人に優しくされたというか、『猫ひた』の皆さんは僕をお姫様みたいに扱ってくれて。本当にうれしかったし、この1年を通して本当にいろんな経験ができました。これからも『猫のひたいほどワイド』と双葉小太郎の応援をよろしくお願いします」と。
鈴木は「1年間という期間だったんですけど、最初始まった頃は以前の僕を知ってくれている方から僕がMCをやることが結構ニュースで。舞台と一番違ったのは、舞台でやっていると、その日来てくれているお客さんと毎日目があって、毎日生きている姿を交換し合って僕らやらせてもらっているなというのがあるんですけど、テレビというのはどんな人がどんな人生を持って、今目の前の画面を見てくれてるんだろうって、すごく思うことがいっぱいありました。自分ができることを精いっぱいやったつもりではありますけれども、借り隊のみんなであったり、 スタッフの皆さんであったり、現場で作っていったことが舞台であれテレビであれ、変わらないんだなというのをすごく感じましたし、その答えが今日ここに皆さんが集まってきてくれてるかっていうことだろうし、毎シーズン続く皆様が『猫ひた』に捧ぐ愛なんだなというふうにも思っています。本当にありがたい1年だったなと思ってます。僕は卒業しちゃうんですけど、本当にありがたい出会いをいただいたなと思っているので、卒業しますが、『猫のひたいほどワイド』という番組をこれからも僕はファミリーとして応援させていただいたらいいなと思ってます。皆さん、ぜひ今後もこの『猫ひた』を応援していただけたら、そして何より借り隊の人生を応援していただけたらうれしいなと思ってます。本当に1年間ありがとうございました」と感謝を語った。
三上の番となりステージセンターに立つと、借り隊たちが挑戦した「メロディに合わせて歌ってみよう!」をやりたかったようで、突然歌い始めるというボケを。気を取り直して、「今日感謝でいっぱいです。今まで8年間実は私MCを務めさせてもらって、ずっとここで卒業するみんなを見てきて寂しい気もしていたのですが、すみません。ついに私自身ちょっと決断いたしまして、昨年のこの感謝祭のときに決断していて、残りの1年精いっぱいやろうと決めてやってきました。私の勝手なわがままで決断なんですが、植物が好きで、世界の植物を探求したいという思いがずっとありまして、それを気づいたら『猫ひた』を8年間楽しませていただいて、私も40というステージになるのですが、つまり30代の僕は『猫ひた』と共にありました。ですが、リトル三上に聞いたところ、『おまえは冒険者だろ』と。本当に皆さまにはご迷惑をかけますし無理を言ってすみません。本当に僕にとっての青春であり、ホームであり、永遠に続いてほしい番組です。皆様の応援で『猫ひた』はさらに進化していくと思いますし、私自身最大の応援を捧げたいと思っております。だから、またお邪魔しに行くのではなくて、邪魔しにいきたいと思って、本当にありがとうございました」とユーモアを交えてあいさつした。
2024年度の新体制は4月8日(月)からスタート。新月曜MCに村上幸平、新水曜MCに山本匠馬が登場し、“猫の手も借り隊”には、瀧澤翼(ダンス&ボーカルグループ「ENJIN」メンバー)、川崎槙吾(ダンス&ボーカルユニット「LokuRok」メンバー)、黒田昊夢、田中楓馬(アイドルグループ「8iper」メンバー)の4人が新加入。さらに、他のメンバーの出演曜日変更や担当カラーチェンジも実施し、見どころ盛りだくさんで送る。
<月曜>
MC・村上幸平(新メンバー)、レッド・大矢剛康、ブルー・瀧澤翼(新メンバー)、イエロー・木村魁希、グリーン・小林希大(曜日変更)
<火曜>
MC・鎌苅健太、レッド・奥谷知弘(曜日変更)、ブルー・田倉暉久(曜日・色変更)、イエロー・沖拓郎、グリーン・川崎槙吾(新メンバー)
<水曜>
MC・山本匠馬(新メンバー)、レッド・石渡真修(曜日変更)、ブルー・白又敦(曜日変更)、イエロー・黒田昊夢(新メンバー)、グリーン・牧田習(色変更)
<木曜>
MC・井上正大、レッド・朝田淳弥(曜日・色変更)、ブルー・植村颯太(曜日変更)、イエロー・大城光(色変更)、グリーン・田中楓馬(新メンバー)