EXILE/GENERATIONSの関⼝メンディーが、6⽉25⽇(火)をもって所属グループを卒業、LDH JAPANを退社することを発表。5月1日(火)に会見が開催され、GENERATIONS(⽩濱亜嵐、⽚寄涼太、数原⿓友、⼩森隼、佐野玲於、関⼝メンディー、中務裕太)のメンバー7人が登壇した。
会見では、関口メンディー脱退の経緯について、まず小森隼が「メンディーさんからGENERATIONSを卒業したいという思いを聞いたのは2022年で、当時僕らGENERAITONSは10周年を目前とする時期でした。メンディーさんの思いとしては、10周年のさまざまなイベント、ライブをやり切り、走り抜いた後にGENERATIONSを卒業したいということで。もちろん僕らとしても初めて聞いた時は驚きましたし、引き止めもしましたが、その後メンディーさんと何度も何度も話し合いをした上で、6月25日(火)に卒業することになりました」と説明を。
6月25日(火)という日にちについても「10周年にまつわる活動を無事終え、グループのさまざまな活動が落ち着いたタイミングを考慮して、この日を選ばせていただきました。7月以降、我々GENERATIONSは6人で活動していくこととなります」と明かした。
そして、関口自身は脱退の理由について「13年間、僕はLDHという場所で本当に愛を持って育てていただき、次第に家族のような、実家のような場所になっていきました。ですが、いつからかこの実家に居続けていいんだろうか、と思うようになって。僕はおそらくこの中で一番意志が弱く、HIROさんの横で寝てしまうぐらいなので(笑)、ずっとここにいるとこの環境に甘えてしまうんじゃないかなと。このままではもしかしたら父の背中を追い越すことも、そして近づくこともできないかもしれないと思いました。今こそ自分の足で立って頑張っていくことが、 親孝行につながるんじゃないかと考えたのがひとつの理由です」と告白。
続けて「もうひとつの理由は家族です。僕は日本人の母とナイジェリア人の父を持ち、アメリカで生まれたのですが、両親は僕が小学校1年生の頃に離婚し、それ以降は母子家庭で育ちました。そんな中、小学4年生の頃の学校行事で母が僕に手紙を読んでくれたんです。小学生だったのもあり、恥ずかしい気持ちもあって耳を傾けることをせず、あまり内容は覚えていないのですが、“メンディーには日本と世界の架け橋になってほしい”という言葉だけは心の中にすっと入ってきて。架け橋ってどういう意味だろうと考えつつ、漠然と僕はそうなっていくんだろうなと思った記憶があります」と。
「そして、自分のルーツをたどればたどっていくほど、日本のみならず世界で活躍できる人になりたいという思いが濃くなっていきました。とてもわがままなことを言っていると僕自身も思いますし、これを聞いて何を言っているんだと思う方もいるかもしれませんが、一度きりの人生、挑戦してみたいという思いが強いです。そして、僕が日本のみならず世界で活躍できるエンターテイナーになることが、両親に対しての恩返しにもなると信じています」と展望を語った。
さらに、メンバーそれぞれも関口への思いを。リーダーの白濱亜嵐は「僕としては、メンディー君の今後のやりたいことや展望を聞けば聞くほど、正直LDH、そしてGENERATIONSにいたままの方が夢をかなえられるんじゃないかなと感じましたし、今でもまだそう思っています。でも、1人でやると覚悟を決めた以上、僕としてはメンディー君がGENERATIONSに戻ってくるという選択肢はありません。でも、グループを卒業するというのはすごく大きなことなので、そういう思いで旅立ってほしいなと思っています」と。
苦しい思いもあったようで「ファンの皆さま、リーダーとして7人のGENERATIONSを守れなくて本当にごめんなさい。6人になって今後活動していきますが、あらためてこのGENERATIONSを本気で動かし、必死で守っていくべく頑張っていきます」と謝罪も口にした。
片寄涼太も寂しさや関口の未来への心配も口にしつつ、「今後はメンディーさんがどんなふうになっていくのか、僕個人としては半年に1回でも1年に1回でも、生存確認をしながらご飯に行けたらいいなと思っています。そのぐらい僕らが一緒に歩んできた時間は長く、ある種、家族のような、兄弟のような関係でもありますので、 メンディーさんのこともGENERATIONSのことも温かく見守っていただけたら」と。
語学留学先から一時帰国したという数原龍友は「僕の気持ちはいまだに半々です。新しいことに挑戦するというのは素晴らしいことですし、素直に送り出すべきなのですが、もしかしたらそれってLDHにいてもかなえられるんじゃないかなと思ってしまって。でも、メンディー君をそういう気持ちに引き止めることができなかったのが悔しい…そんな半々の気持ちがずっと心の中にあるのですが、今後のお互いの頑張りでその思いがなくなればいいな」と。最後は「このあと語学学校に戻るのですが、帰りの飛行機の席だけグレードアップしていただけますか?」と関口にねだり、会場の笑いを誘った。
一方、中務裕太は「最初はすごく寂しいなと思ったのですが、メンバー全員でいろいろと話していく中で納得できないなっていう感情がすごく湧いてきて。今も僕はめちゃくちゃ怒っていますし、ムカついています。でも、なんでこういう感情が湧くのかなと考えたら、やっぱりメンディー君のことが大好きだから。今まで助けられたことがたくさんあって、本当に感謝していて、だからこそこういう感情が湧いてくるのかなと。なので、メンディー君にはこれからの活動で僕を納得させてほしいですし、もしGENERATIONSに戻ってくるとなっても、その時僕が納得しなかったらノーと言わせてもらいたい」と赤裸々な心境を。
小森は「メンディーさんがグループを卒業するというのが現実味を帯びていくうちに、僕個人としても未来がすごく不安になり、この先どうすればいいんだろうと悩み、このタイミングでグループの活動を止める選択肢もあるんじゃないかなと考えた夜もありました。でも、いざその瞬間をイメージした時にその決断はないなと、また1からGENERATIONSを全力でやり切りたいという思いになりました。正直、7人でこのままGENERATIONSをやり続けたいという気持ちもあります。なぜ卒業してしまうんだろうと寂しい気持ちがあり、納得できない自分もいます。ただ、メンディーさんが前を向いて歩いていくように、僕たち6人ももっともっと先に歩いていきたい」と前を見据えた。
最後は、LDHに入る以前からダンスを通して関口と友人関係にあったという佐野玲於。「個人的には辞めてほしくないと今でも思っていて、昨日の夜までドッキリだったらいいな、HIROさんが看板持って出てきたりしないかなと夢見ていました」と。「皆さんいろいろ意見はあると思うのですが、僕としてはメンバーではなく友だちに戻るという感覚なので、何かあれば助けられたら。もしメンディー君がGENERATIONSに戻ってきたいなと思った時には、僕も一緒に頭を下げます」と笑顔を見せた。
なお、7人での活動は5月6日(月・祝)放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)への出演がラストだという。7月以降の活動について、片寄は「昨年さまざまなフェスなどに出演させていただき気づいたことがたくさんあるので、6人でも新しいGENERATIONSの形を探しながらやっていこうと。そして、6人でのライブについては今年の秋頃にツアーを予定しています。これは僕らにとってのある種ひとつの“武者修業”でもあると思っていて、よりパワーアップしたGENERATIONSを見せるための作戦を今考えているところです」と。対バン企画やサポートメンバーの募集を予定しているとのことで、今後への期待感も煽った。
そして今後は事務所に所属せずフリーで活動していくという関口だが、「本当にまだ何も決まってないんです。なので、 今ここで言えることは“エンターテインメント王に俺はなる”ということだけです」と。「日本のみならず世界で活躍できる人になり、自分の活動の場所を広げていきたいです。ダンスやお芝居など、今までと変わらずさまざまなことに挑戦していけたら」と話し、最後は「世界エンタメンディー!」と高らかに声を挙げ、会見を締めくくった。
今回の会見はLDHの動画コンテンツサービス「CL」にてアーカイブが配信されており、そちらも要チェックだ。
アーカイブURL:https://www.cl-live.com/programs/live/62sxMmWBVfv9EPAAD3p2fG