“恋愛映画の旗手”今泉力哉が描く、ユニークな創作の日々を見つめる『情熱大陸』

エンタメ総合
2024年05月31日
『情熱大陸』今泉力哉監督©MBS

6月2日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 午後11時~11時30分)に、映画監督の今泉力哉が出演する。

今泉力哉の恋愛映画は、特に何も起きない。登場人物は成長するわけでも成功のために行動するわけでもない。一見、その場しのぎに見えることも多い。なのにそれが、とても魅力的に映る。

真骨頂は、長めの会話劇。異様なまでのリアリティに、共感する人、背中を押される人が後を絶たない。何ともクセになる映画を量産する彼はいま、恋愛映画の旗手と目される。今泉いわく「人と同じことはやりたくない。天邪鬼だし、ベタは嫌」。

撮影手法も独特だ。小豆島で行われた、新作「からかい上手の高木さん」の撮影。俳優・永野芽郁と高橋文哉を迎え、今泉作品では最大規模の作品。どんなにメジャーになろうとも、見えてきたのはどんな場面でもよく悩む姿。自然体の演技を役者と一緒に作り上げていく演出。10年以上一緒に映画を作ってきたスタッフらに支えられながら、丁寧に映画を撮り続ける。

自ら監督した映画を観客と一緒になって観ることもあるし、トークイベントやSNSで恋の悩みにも答える。そして誰かとよく酒を飲む。時に俳優・成田凌と。時に自分の映画を観てくれた知らない人たちと。肴は決まって恋の話。成田は言う、「今泉には、包容力とは違う何かがある」。

他の映画では日の目を見ないような不器用な登場人物たちの、何でもない時間を描写する今泉。「個人的な悩みや人に話せない恥ずかしい話こそ扱いたい」。それで助けられる人がいると信じる映画監督の、ユニークな創作の日々を見つめる。

<プロフィール>
今泉力哉
1981年2月1日、福島県生まれ。
自主映画を作り続け、2010年に「たまの映画」で商業映画監督デビュー。
その後は1年に1本ペースで長編映画を監督しながら、テレビドラマやMVでも活躍。
2018年からは、5年で12本の長編映画を監督した。
中でも、2019年「愛がなんだ」は記録的なロングランヒット。
2021年放送のTBSテレビ『キングオブコント2021』のオープニング映像の演出を担当、話題となった。
近年の作品は「ちひろさん」「アンダーカレント」「からかい上手の高木さん」。
X(旧ツイッター)のDMで知らない人からの恋愛相談に乗るのが日課。

番組情報

『情熱大陸』
MBS/TBS系
2024年6月2日(日)午後11時~11時30分

番組HP:https://www.mbs.jp/jounetsu/
番組X:@jounetsu
Instagram:https://www.instagram.com/jounetsu_tairiku/
Facebook:https://www.facebook.com/jounetsutairiku
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChrwWDsptJWqbV_oPKdHk1Q

©MBS

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