千賀健永、5回目の個展は“Essence of Love(ひと目ぼれ)”がテーマ 10月にはロンドンでの個展も開催決定「不安と期待が入り混じっている」

エンタメ総合
2025年03月26日
個展「FiNGAiSM in Shibuya」
個展「FiNGAiSM in Shibuya」

千賀健永が、5回目の個展となる「FiNGAiSM in Shibuya」を開催。開幕前日に行われた取材会に登場した。

今回は“Essence of Love(ひと目ぼれ)”をテーマに、千賀が生み出したキャラクター「FiNGAくん」シリーズの主人公・ミロくんの恋愛観を表現。新キャラクター・エイミーちゃんにひと目ぼれするミロくんを、新たに制作した2対の巨大フィギュアや、新作ペインティング4点を通して描き出す。

さらには、モーションキャプチャー技術を駆使した約10分の3Dアニメーションにも挑戦。制作に約4か月を費やしたという本アニメーションでは、千賀自身がキャラクターの動きや振り付け、楽曲も担当している。

個展「FiNGAiSM in Shibuya」
個展「FiNGAiSM in Shibuya」

今回のコンセプトについて、千賀は「皆さんもひと目ぼれという経験はあるとは思いますが、初めて“好き”という感情に出合ったときって、うれしさや驚きだったり、期待といったポジティブな感情だけじゃなく、不安だったりネガティブな感情も混沌としている状態だと思うんです。我を忘れて、生を感じて、今を生きている、そんな状態なんじゃないかなと。その心理状態、愛の本質を表現したいなということで、今回はアニメーション、そしてペインティングフィギュアを作らせていただきました」と思いを明かした。

これまで展示のみだった「FiNGAiSM」のペインティングやフィギュアなどのアート作品53点を初めて販売。これは、STARTO ENTERTAINMENT所属のアーティストとしても初の試みとなる。

「事務所としても初の試みなので、最初は本当に手に取ってもらえるんだろうか?っていう不安ももちろんありました。今は、人の手に渡るっていうことの喜びと、自分の子供が巣立っていく悲しみがあります。ギリギリまで一番きれいな状態、一番すてきな状態で巣立ってほしいという思いから、レセプションが始まるギリギリまで絵の具でお化粧をしていました」と本音を吐露した千賀。

2023年には「FiNGAiSM in 台北」として海外進出したが、世界展開へのさらなる目標を聞かれると「今年の10月にイギリス・ロンドンのサーチ・ギャラリーというすごく名誉あるギャラリーで個展をさせていただくことが決まりました」と2回目の海外開催を発表。

千賀は「最初はすごく不安でした。僕の作品、僕のことを知らない人に見てもらいたい気持ちはもちろん強いですが、海外の人にどう受け入れてもらえるのか不安と期待が入り混じっている」と心境を明かした。

「そんなときに作品がかけなくなった瞬間もあった」といい「そういう瞬間があったからこそ自分の作品を消化したし、新しくレベルアップしたな、とペインティングが描けるようになったり、前回よりもアニメーションもスキルアップしたり…大きな壁があるからこそ、作品がレベルアップすることは体感して感じています」と胸を張った。

個展「FiNGAiSM in Shibuya」
個展「FiNGAiSM in Shibuya」

本展示会では、FiNGAくんシリーズの最新3Dアニメーションを会場で上映。制作期間はおよそ4か月で、千賀は全体の絵コンテ、グラフィック、モーションキャプチャー、カメラワーク、カメラ割り、仮編集を担当したという。

「僕ともう1人の2人で作りましたが本当に大変でした(笑)。普通のアニメの会社だと20人ぐらいで半年とかの期間をかけて作るもの。本当にチームのみんなには感謝してます。寝る間を削って一緒に作ってくれているので」と感謝の思いを口にした。

そんな本アニメーションのこだわりについて「ミロの動きは、僕のモーションキャプチャーなので、僕の動きもあります。僕がカメラワークを作ったりするときは、演者さんに動いてもらうことも。最後のミロとエイミーが踊っているところの振り付けは僕がやっています。僕が踊ってるところもありますし、最後の曲も僕が作詞作曲しています。でも、僕の声が強いと世界観が崩れてしまうかもしれないので、だいぶボイスチェンジをしています。一応、音楽活動も少しやらさせてもらってます(笑)」と紹介した。

個展「FiNGAiSM in Shibuya」
個展「FiNGAiSM in Shibuya」

今後の目標を問われると「まだ駆け出しですが、現代アートという道で僕はどこまでいけるのか。本気で走り続けて本気で世界一認知されるキャラクターアートをつかみにいきたい。そのポジションにいけたときに笑顔でキスマイ(Kis-My-Ft2)のメンバーに自慢したい」と笑顔を見せた。

取材会の翌日3月23日に34歳の誕生日を迎えた千賀は「この年になってさまざまなチャレンジをさせていただいて目まぐるしく刺激的な毎日を送らせていただいている。アート活動もそうですけど、美容の方でYouTubeも始めさせてもらうので、ぜひお肌の悩みがある方はぜひ見ていただいて(笑)」とアピール。

「そういうのも踏まえてキスマイの活動、ツアーとかも今年も頑張っていきたいと思います。グループ活動、6人で力を合わせていい音楽を届けられたら」と意欲を見せた。グループとしての海外活動への意欲を聞かれると「気持ちはありますね。そういう熱量をみんなでしっかりと話し合ってつけて、いい音楽を作れた時に、世界とかもちゃんと視野に入れて話していけたらなって思います」と語った。

個展「FiNGAiSM in Shibuya」
個展「FiNGAiSM in Shibuya」

詳細

個展「FiNGAiSM in Shibuya」
会期:2025年3月23日(土)~2025年4月12日(⼟)

開場時間:
~4月11日(⾦)正午~午後6時30分(最終入場:午後6時)
4月12日(⼟)正午~午後5時(最終入場:午後4時30分)

会場:Creative Space Akademeia 21 Harajuku
住所:東京都渋谷区神宮前5-27-7 アルボーレ神宮前 1F/2F
休館日:毎週(火)

入場料:無料(事前予約制)
事前チケット予約はこちら:https://teket.jp/13295/47800

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