ヒューマン・ラブサスペンス『リメンバー~記憶の彼方へ~』のDVD-SET1&SET2、レンタルVol.1~16が好評リリース中。これを記念して、本作で圧倒的存在感を放ったナムグン・ミンよりインタビューが到着した。
数々のヒット作に出演するナムグン・ミン。本作では、これまでの役者史上最狂の悪役とも言える極悪非道の御曹司であるナム・ギュマンとして、体当たりの演技で新たな一面を見せた。そんなナムグン・ミンが、改めてキャラクターに対する思い、演じる上での苦労ややりがいについて明かした。
【ユ・スンホインタビュー】
◆本作への出演を決めた理由を教えてください。
ユ・スンホ:ナム・ギュマンが持つ強烈なキャラクターに惹かれたからです。
◆台本をはじめてご覧になったときはいかがでしたか。また、「匂いを見る少女」に続いての悪役でしたが、プレッシャーはなかったですか。
ユ・スンホ:続いての悪役ということには、特にプレッシャーはありませんでした。「匂いを見る少女」とは別のキャラクターなので、僕なりにナム・ギュマンという役をこなせる自信がありました。
◆「匂いを見る少女」に「リメンバー~記憶の彼方へ~(以下、「リメンバー」)」と、強烈な悪役で視聴者から愛されていますが、今までの善人で優しいイメージから悪役のイメージへと変わることに心配はありませんでしたか。また、これほど強烈な悪役を演じるために研究されたことや、参考にされた作品などありましたら教えてください。
ユ・スンホ:心配はしませんでした。演じるときはキャラクターが善人か悪人かにはこだわりません。善人なら善人らしく、悪人なら悪人らしく、そのキャラクターに合わせて演じるだけです。研究したり、参考にしたりした作品も特にはありませんね。
◆ナム・ギュマンを演じながら楽しかったこと、つらかったことなど教えてください。
ユ・スンホ:一緒に撮影する撮影チームの皆や監督との息がとてもよく合ったので、楽しく撮影できました。つらかったのは、過激に怒りを露わにするシーンが多すぎたので、そういったシーンを撮った後は、体中の力が抜けてしまい、体力的に大変でした。
◆既存の悪役と、ナム・ギュマンの違いは何でしょう。
ユ・スンホ:これまでの悪役との違いといえば、「匂いを見る少女」のクォン・ジェヒは悪魔のような面を持っていますが、普段はそれを外に出さず、冷たい性格です。「リメンバー」のナム・ギュマンは、ほんの少し気に入らないことがあると、すぐに爆発するようなエネルギーを持った人物というところでしょうか。
◆ドラマの撮影中は、普段よりも腹を立てることが多くなったりしませんでしたか。
ユ・スンホ:あまりにも怒りを爆発させることが多いキャラクターだったので、役に没頭しているときは普段よりナーバスになっていた気はします。
◆ナムグン・ミンさんの実際の性格は?
ユ・スンホ:ナム・ギュマンのようにいつも怒ってはいません(笑)。内向的な性格です。
◆殴ったり、物を壊したりするシーンが多かったですね。内心、ストレス解消などに感じたのでは?
ユ・スンホ:皆にも、怒ることが多いキャラクターだからストレス解消になりそうだといわれましたが、実際はそうでもないんです。演じながら感じたのは、小さなことに腹を立てていると、どんどん大したことでもない、小さなことに腹が立つということです。
◆「匂いを見る少女」のクォン・ジェヒと「リメンバー」のナム・ギュマンは、どちらが悪人でしょうか。
ユ・スンホ:そうですね……。どちらも悪人ですけど、実際に殺人を犯しても、なぜ殺人を犯したら悪いのか、まったく感じていないクォン・ジェヒのほうが悪人ではないでしょうか。
◆ム・ギュマンの最後の結末をどう思われますか。
ユ・スンホ:少し残念な面もありましたが、ドラマというのは、いつも自分が思う通りにはいかないので、あのような結末が彼には合っていると思います。
◆記憶に残っているセリフやアドリブなどあれば教えてください。
ユ・スンホ:アドリブは、非常に多いドラマでした。個人的にはアドリブが多いからといって、演技力があるとは思わないのですが。ただ、それだけ監督と脚本家が僕を信じてくれたと考えると、ありがたいです。ちなみに、怒ったナム・ギュマンが運転初心者の車を壊すシーンでのセリフは、すべてアドリブです。
◆今後挑戦してみたいジャンルや役割はありますか。
ユ・スンホ:演技をしながら感じているんですが、どんなキャラクターを、というより、いかに信じて作品を一緒に作っていける演出と脚本かということだと思うんです。そこがそろえば挑戦してみたいです。
『リメンバー~記憶の彼方へ~』
DVD-SET1&2、レンタルDVDVol.1~16リリース中
価格:各¥19,000+税
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
©SBS