「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の“幻”のモノクロバージョン <ブラック&クローム>エディションのブルーレイ発売を記念して、TBSラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」とのスペシャルコラボとなった試写会が行われた。
本イベントは、TBSラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」とのスペシャルコラボ。試写会が始まる前に、本作の大ファンでもあるメインパーソナリティ・宇多丸から、試写会イベントのサブタイトル“~お前なんか真っ先に死ぬ~”について「ラジオ内で行った企画のキャッチコピー選手権で優勝した作品です!みなさんのことを死ねって言ってるんじゃないんですよ(笑)」と丁重にコメント。
映画ライター兼アートディレクターの高橋ヨシキを迎え、宇多丸が「ヨシキさん、本作公開前の2014年の雑誌『映画秘宝』の映画ランキングの1位に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の予告編、入れてましたよね(笑)」と言うと、「でも実際そうなりましたもん」と高橋は間違いないものが来たという確信があったそう。イベント冒頭からマッドマックス談義を繰り広げる中、スタッフより“映画を観ます”のカンペが。これには宇多丸が「観ないっていう手もありますよね、だってここで観たら予定調和…(笑)」と突拍子もない提案をし始め、観客・スタッフを困惑させるひと幕も。
本編終了後、自然と拍手が起こる会場が起こると、2人からも「いい映画ですね~」「はっきり言って超よかった」と絶賛の嵐。モノクロの良さについて「色がなくなることで、グラフィックノベル感がでていてかっこいいなと。すごいいい感じになってましたね、僕それしか言ってないですけど(笑)」と傑作を鑑賞した幸せを噛み締める高橋。
宇多丸からモノクロではない本作の方は何回観たのかと尋ねられた高橋は「ちょっとよくわかんないです。100回とかは観てないですよ」と返答。また、好きなシーンには「凶悪な独裁者・ジョーたちが、昼間に暑いので一服してるシーンが好き」とマニアックなチョイスを見せると、宇多丸も「あ、あそこでしょ、ジョーが“ん~ん~”ってよくわかんない歌うたってるところ!」と激しく同意した。
さらに、ジョーが独占していた資源の水を滝のように流して群衆に与えるシーンについて、統治者目線のライムスター宇多丸と群衆目線の高橋が全く違う観点から「計画性とかあったんじゃないの」「僕は水だけ飲んだら帰っちゃう」など独自のトークを展開し、会場を沸かせた。
イベントも終盤に差し掛かり、「この作品は、本当にどこに出しても恥ずかしくない完璧な映画」と宇多丸がまとめようとすると、「どこに出すつもりなんですか、もういろんなところに出てますよ(笑)」と高橋からツッコまれるなど終始にぎやかにマッドマックス愛を語る2人。最後に、宇多丸が「お年寄りの監督は攻めてますよね!」と声を大にして主張すると、高橋も「今の映画界は、おじいさんが元気な時代。ジョージ・ミラー監督もまた次のやるって言ってるし、これからも見届けたい」とし、今後の作品にも期待を込めた。
自由と生き残りを賭けた激しいバトルアクション「マッドマックス 怒りのデス・ロード <ブラック&クローム>エディション」は、1月14日(土)より劇場上映。同作ブルーレイ(2枚組)、「【初回限定生産】マッドマックス <ハイオク>コレクション(8枚組)」は2月8日(水)発売。
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