三島由紀夫の異色のSF小説を現代設定に大胆に脚色した、映画「美しい星」の完成披露試写会が行われ、リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介らキャスト陣と、監督の吉田大八が登場した。
舞台を現代に大胆アップデートした本作では、ある日突然覚醒した“宇宙人”の姿を通して現代を生きる“人間”を鮮やかに活写。“当たらない”お天気キャスターの父・重一郎(リリー)が火星人、野心あふれるフリーターの息子・一雄(亀梨)が水星人、美人すぎて周囲から浮いている女子大生の娘・暁子(橋本)が金星人、心の空虚をもて余す主婦の母・伊余子(中嶋)が地球人にそれぞれ覚醒し、“美しい星・地球”を救う使命が託される、新感覚【覚醒】エンターテインメント。
パジャマ風のセットアップで登壇した亀梨に対し、リリーが「一雄(亀梨)がね、完成披露という晴れ舞台でみなさんの前に出なきゃいけないのに、パジャマで家から来てね(笑)。出る前に、パジャマの中を出したほうがいいのか、入れたほうがいいのかでずっとスタイリストさんと相談していた」と暴露すると、会場は大爆笑。「テーマはパジャマということで(笑)。ちょっとラフに来させていただきました。今日はお腹が冷えているバージョン」と亀梨がジャケットをあげ、インナーをズボンの中に入れているのを見せると、観客からは“キャー!!!”と悲鳴があがり、「キャーのポイントがわからないんですけど(笑)。お腹が冷えているバージョンで“キャー!!!”なの?」と納得いかない様子だった。
“宇宙人一家”の中で、唯一家族といるシーンが少なかったという亀梨は「一雄が家に帰ってこないからだよ」とリリーに一喝され、「すみません…プレイボーイなもんで(笑)」と照れ笑い。リリーから「一雄が野球の練習をしている間に俺らはね」とイジられた亀梨は「ちょっと亀梨のほう入ってきちゃってます(笑)」とたじたじになるも「実際にリリーさんがお父さんだったらすごく楽しい息子生活を送れるんだろうなと。どんな景色を日々見してくれるんだろうと思いますね」とリリーと親子役を演じた感想を語った。
また、フォトセッションでは劇中にも出てくる“火星人ポーズ”を全員で披露。登壇直後から「嫌々やります」とぼやいていたリリーもキレキレのポーズを決め、やる気満々の亀梨がストレッチをするなど、そのシュールな世界観に客席からは笑いと拍手が沸き起こった。
映画「美しい星」は5/26(金)より全国ロードショー!
公式サイト:http://gaga.ne.jp/hoshi/