映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」の初日舞台あいさつに、桜田ひより、伊藤萌々香、恒松祐里、渡邉幸愛、中山莉子、浜辺美波、志田友美、日比美思、RaMu、岩田華怜、小沼雄一監督が登壇した。
阿知賀女子学院の高鴨隠乃役の桜田は、主演作の公開に「『咲』のCDもそうだし、PVもラマ主演も映画も、すべてに初めてが詰まった作品。5年、10年経った後にも、いくつになっても初心に戻れる作品になった。このメンバーでまた仕事ができるように頑張りたい」と感無量の様子で語った。
前作で咲役を務め、今作では白糸台高校の宮永照役で出演している浜辺は、「前作で咲、今作で照という役柄で出演するという貴重な経験ができた。初日を迎えられてうれしい」と喜んだ。
また、浜辺は「高校一年生の時に咲、高校2年生で照を演じて、このシリーズは私にとっての青春のようなもの」と話し「私の夏は毎年咲に捧げているので、3本目は18歳になって労働基準法がゆるくなったら、もう今昼?夜?みたいな感じで台本を変えてもらって、しかも1日で撮りきっちゃったりして、そんな『咲』の3年目があればいい」と語った。
RaMuが「みんなでモニターを見ながら『かわいいわ~!』と。本当に浜辺美波さんが美しくて、美しくて」と浜辺を絶賛し、ほかの共演者からも「もはや異次元」との声が上がった。それに浜辺は「私もみんなを見ながら『この角度を耐えられるのはこの子しかいない』と見ていた」と謙遜すると、一斉に「いやいやいやー!」と息の合ったかけあいを見せた。
伊藤は「あと5年したら、ひよりちゃんは20歳。そこに驚くけれど、その時はこのメンバーで集まって思い出話をしたい」と。恒松も「ひよりちゃんが20歳になったら、お酒を飲み交わしながら祝福したい。この作品でそれだけのいいメンバーに出会えたから」と思いを明かした。渡邉は「夢をかなえてもらった作品。忘れられない思い出になった」、中山は「このドラマで演じたように、大人になったときにきれいなスン!とした顔になれるよう、作品から学んでいきたい」と語った。
志田は「この作品で20歳の夏の1か月をマージャンに捧げた思い出がある。それを5年後くらいにあらためて今の自分に、『しぶいことしてるね!』と言ってあげたい」と。日比からは「この作品でアーチェリーに挑戦したので、将来はアーチェリー選手かも」と驚きの発言も。
RaMuは「将来この作品の自分の演技を見て恥ずかしいと思ったら、それは成長。5年後くらいに恥ずかしがって見ながら、お酒を飲みたい」と思いを馳せ、岩田は「2作目を上映できるのはありがたいこと。この作品は、萌え系ファンタジー漫画を原作にしたレジェンド的映画になるのではと期待。出演したことは自分の誇りになった」と胸を張った。
小沼監督は「こういったジャンルの映画がシリーズとして作られ、このように初日を迎えられるのは奇跡。前作をファンの方が後押ししてくれたことで実写化できたし、ファンの方々の思いと、キャストの皆が仲良く真摯に取り組んでくれたことが大きい」と。
最後に桜田が「最初は不安で緊張したけれど、分からないことがあっても、現場のスタッフ・キャストの皆さんが温かく迎えてくれた。だから伸び伸びと演技ができたと思う」と語った。
映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」
新宿バルト9ほか全国ロードショー中
公式サイト:http://www.saki-project.jp
©小林 立/SQUARE ENIX・「咲阿知賀編」プロジェクト