若き巨匠がひと晩で書き上げた名曲の誕生秘話を描いた、映画「剣の舞 我が心の旋律」の予告編と場面写真が公開された。
「仮面舞踏会」「剣の舞」など数々の名曲を残したクラシック界の巨匠アラム・ハチャトゥリアン。本作では、彼が若き日にたったひと晩で書き上げた20世紀の名曲「剣の舞」に込めた民族の悲しみと世界平和への祈り、その知られざる真実が明らかにされる。
作品の舞台は、第二次世界大戦下のソ連。迫り来る戦火から逃れるため、レニングラード国立オペラ・バレエ劇団はモトロフ市に疎開。劇団員たちは軍部の監視、物資の乏しさ、延々と繰り返されるリハーサルなど、様々な困難に耐えていた。
そんな中で劇団の音楽を担当する作曲家アラム・ハチャトゥリアンも、政府の都合のいいように曲を変更させられ、徐々に追い込まれていく。しかし作曲家仲間や劇団員の励まし、そして何よりも「アルメニア人の血を引く作曲家として同胞たちの心の叫びを音楽にして世界に伝える」という誇りと強い想いを胸に作曲を続ける。
今回解禁された予告編では、ソ連政府の理不尽な要求や厳しい検閲に苦しみながらも、のちに巨匠となる若きハチャトゥリアンの苦悩の日々と、名曲「剣の舞」完成までの感動と軌跡が描かれている。また解禁された場面写真からは、ハチャトゥリアンの苦悩が伝わってくるかのようだ。
聞く者の胸を高揚させるような、鼓舞するような名曲「剣の舞」。世界屈指の演奏回数を誇り、交響曲の歴史を作った伝説の名曲誕生の裏に隠されたハチャトゥリアンの情熱がスクリーンに映し出される。映画「剣の舞 我が心の旋律」は、2020年7月31日(金)新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。
<動画>
■【予告】剣の舞
<作品情報>
映画「剣の舞 我が心の旋律」
2020年7月31日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:ユスプ・ラジコフ
出演:アンバルツム・カバニアン、アレクサンドル・クズネツォフ、セルゲイ・ユシュケビッチ
ロシア・アルメニア映画/2019年/原題:Tanets s sablyami
提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
<WEB>
公式サイト:tsurugi-no-mai.com
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