2018年の第31回東京国際映画祭「アジアの未来」部門出品作で今年2月に公開されたベトナム映画「ソン・ランの響き」のDVDが9月4日(金)に発売。
本作は、ベトナムの民族楽器であるソン・ランの響きに乗せてふたりの男の出会いを描いた感動作。取り立て屋のユンと、ベトナムの伝統歌舞劇“カイルオン”の花形役者リン・フンが心を通わせていく様子を描く。
監督を務めたのはレオン・レ。幼少期に渡った米国から帰国後、本作で長編監督デビュー。北京国際映画祭 最優秀新人監督賞を受賞するなど力量を発揮。ユン役を演じたリエン・ビン・ファットは、デビュー作ながら第31回東京国際映画祭で新人俳優賞に相当するジェムストーン賞を受賞。リン・フン役はベトナムのアイドルグループ365dabandの元メンバーであるアイザックが演じている。
「ソン・ランの響き」
2020年9月4日(金)発売
レンタル同時リリース
価格:3,800円+税(DVD)
キャスト:リエン・ビン・ファット、アイザック、スアン・ヒエップ
発売元・販売元:TCエンタテインメント
<STORY>
80年代のサイゴン(現・ホーチミン市)。取り立て屋ユンは、ベトナムの伝統歌舞劇<カイルオン>の花形役者リン・フンと出会う。ふたりは初めは反発し合っていたが、停電の夜ユンの家にリン・フンが泊まったのをきっかけに、心を通わせていく。実はユンはかつて民族楽器<ソン・ラン>の奏者を志した事があり、楽器を大切に持っていたのだった…。みも経験しなければならないのだ、と。リン・フンが、ユンの机から見つけた読み古された本。それは自分も好きな本だった。本の中に挟まれていた紙に詞が書かれてあった。ユンは、父が書いたもので歌ってくれと言う。伴奏がなければ歌えないと言うリン・フン。するとユンはソン・ランを箱から取り出す。ユンの伴奏で歌うリン・フン。それは、結婚に破れ妻に去られた男が、苦しみを歌ったものだった。リン・フンはユンの腕前に感心し、家業だったカイルオンの道に戻ることを勧めるが…。
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