1999年に日本で公開された「海の上のピアニスト」が20年の時を経て、色鮮やかな4Kデジタル修復版でスクリーンに蘇る。また、当時日本では公開されることのなかった170分にも及ぶイタリア完全版も公開決定。併せて、新たにデザインされたポスタービジュアルも解禁された。
本作は「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作。海の上で生まれ、生涯一度も船を下りなかったピアニストの物語だ。
今回公開が決まった「4Kデジタル修復版」ではトルナトーレ監督本人の監修のもと、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」なども手がけてきたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリと共に、イタリアはルーチェ・チネチッタ・ラボにおいて完全修復作業が行われた。オリジナル35mmネガを4Kスキャンし、煌びやかな豪華客船の内部や青く透き通るような海など、これまで表現しきれなかった細部まで色彩豊かに蘇らせている。
一方「イタリア完全版」(HDリマスター)では、インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活。当時日本では公開されることのなかった、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切った170分版が日本初公開される。さらにタイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されるなど、本作のファンが長く待ち望んでいた内容も盛り込まれた。
全国公開決定に併せて、新たにデザインされたポスタービジュアルも解禁された。日本初公開時のポスターを彷彿とさせる主人公ナインティーン・ハンドレッド(ティム・ロス)の白いタキシード姿、そして彼が初めてピアノを目にする幼少期の印象的なシーンを合わせたポスターとなっている。
また、主人公ナインティーン・ハンドレッド(ティム・ロス)が恋に落ちるヒロイン(メラニー・ティエリー)をモチーフにしたムビチケ(数量限定特典付き)も、7月3日(金)より販売予定だ。
<作品情報>
「海の上のピアニスト」
YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺では8月21日(金)より下記の日程で公開
2020年8月21日(金)~4Kデジタル修復版 上映
2020年9月4日(金)~イタリア完全版 上映
※9月4日(金)以降は「4Kデジタル修復版」と「イタリア完全版」の両作品を併映する可能性があります。詳細は各劇場のHPをご確認下さい。
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
原作:アレッサンドロ・バリッコ
出演:ティム・ロス/プルイット・テイラー・ヴィンス/メラニー・ティエリー/ビル・ナン/ピーター・ヴォーン/クラレンス・ウィリアムズ三世
配給:シンカ
<ストーリー>
一枚のレコードに秘められた、たった一度の恋。
大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。
彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから人生で初めて船を下りることを決心する…。
<WEB>
公式HP:http://synca.jp/uminoue/
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