リュック・ベッソン監督が“最強のヒロイン”を描く、ノンストップ・アクション・エンターテインメント「ANNA/アナ」の公開日が、6月5日(金)に決定。監督のインタビュー映像も解禁となった。
ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ(サッシャ・ルス)が主人公の本作。美しきファッションモデルやコールガールなど複数の顔を持つ彼女は、その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、国家間の争いを左右する一流の暗殺者への進化を遂げる。そんな中、アメリカのCIAの巧妙な罠にはめられ、捜査官レナード(キリアン・マーフィ)から驚愕の取引を迫られて…というところから大きな展開を見せていく物語だ。
この度、本作の監督を務めたリュック・ベッソンのインタビュー映像が解禁。アクションが随所にちりばめられているエンターテインメントである一方、巧妙かつ複雑な構造をしている本作の着想についてベッソンは、物事を見たままに受け取れない今の時代性に触れつつ、「とても興味深く新しいと思った。出来事がことごとく事実と違って見える、そんな映画を作った」と話す。
続けて「観客は5分おきに騙される」と語ったたベッソンは、鑑賞中の思考を色で例えながら「映画の最後には、何が事実か分からなくなる。アナはマトリョーシカのように、中に幾つもの別の顔を持っている。どれが本当の顔か分からない」と、時間軸と衣装(見た目)が複雑に入れ替わる、本作の構造を説明した。
サッシャ・ルスと、その同胞アレクセイ役を演じたルーク・エヴァンス、そしてキリアン・マーフィの3人の関係については、役に入りきったキリアンの演技があまりに奇妙で面妖だったようで「サッシャはキリアンに怯えていた」と回顧。対して、「(サッシャは)ルークには心を許していた」と明かし、サッシャとルークがKGB、キリアンがCIAという、劇中そのままの対立関係が反映されていて面白かったと振り返っている。
最後に本作の見どころについて「良質なアクションはある」と、ベッソンファン・アクション映画ファンには嬉しい一言も。そして、見る側にも知性が必要だと不敵な笑みを浮かべながら、「刺激され能力を試されることを、そのまま楽しんでほしい。私のように刺激的で挑戦的な映画が好きなら、絶対に満足するだろう」と自信をのぞかせた。インタビュー映像は、以下を参照。
<動画>
リュック・ベッソン監督 インタビュー映像
<作品情報>
「ANNA/アナ」
2020年6月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
監督・脚本・製作:リュック・ベッソン
製作:マーク・シュミューガー
出演:サッシャ・ルス、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィ、ヘレン・ミレン、アレクサンドル・ペトロフ、レラ・アボヴァ
配給:キノフィルムズ/木下グループ
<WEB>
公式サイト:https://anna-movie.com
公式Twitter:https://twitter.com/ANNA_movie_jp
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