1983年に太平洋上で実際に起きた海難記を映画化した「アドリフト 41日間の漂流」が、6月12日(金)より公開決定した。それに伴い、主演のシャイリーン・ウッドリーが太平洋上で1人サバイバルに挑む本編映像も解禁。
バルタザール・コルマウクルが監督を務めた本作。「私はこれまで女性が主役として牽引する映画を手掛けたことはなかったので、若く、強い女性が物語のヒーローというアイデアが気に入ったし、シャイリーンこそ適役だと思ったんだ」と主演のシャイリーンに全幅の信頼をおき、壮絶な実話を基にした迫真のサバイバル・ドラマを作り上げた。
主演を務めたシャイリーンは、本作では製作総指揮にも名を連ね、「タミーを演じられて本当によかった」とインタビューで答えるほど、タミー役への思い入れが強く、撮影に先立って、航海術を完璧にするためにトレーニングを実施。
「私は泳ぐのが得意で、水に関することが大好きだし、とてもやりやすかった。水中の訓練はたくさんしたが、セーリング経験は皆無だったので、撮影が始まる前にひと月ほどハワイで、いろいろなタイプのボートでセーリングのしかたを習った。フィジーに行ったときも同様に1ヶ月間、セーリングを訓練した」と語っている。
今回解禁となった本編シーンは、ハリケーンで行方不明になったと思われた婚約者リチャードが、ぐったりした様子で海に漂うのを発見した直後の場面。すぐにでも婚約者を助けに行きたいが、壊滅状態のヨットは動かない。ケガをして血だらけの自分の手をみつめ、茫然自失の表情を浮かべるタミー。
しかし意を決したかのように、「待っててね!」とリチャードに呼びかけヨットの修理を始める。「さあ、手当てをしようね」とひびが入ったヨットの側面にテープを貼り、浸水した船内から自力で水を汲みだし、倒れた重たいマストを立て、新たな帆を張ろうと奮闘。
終始、「大丈夫、うまくいくよ」と自らに、リチャードに、そして相棒であるヨットに言い聞かせながら奔走するタミーの姿は非常にたくましい。愛するリチャードを助けに行くために、必死にヨットを立て直そうとする気持ちが胸に迫ってくる映像となっている。
<動画>
「アドリフト 41日間の漂流」孤軍奮闘サバイバルシーン
<作品情報>
「アドリフト 41日間の漂流」
2020年6月12日(金) 新宿バルト9ほか全国公開
キャスト:シャイリーン・ウッドリー、サム・クラフリン
監督:バルタザール・コルマウクル
配給:キノフィルムズ/木下グループ
<あらすじ>
1983年、婚約したばかりのタミーとリチャードは、贅沢なヨットに乗り込みタヒチからサンディエゴへと旅に出た。ところが出発から2週間後、記録的なハリケーンに遭遇し巨大津波に飲み込まれてしまう。
船室にいたタミーはしばらくして目を覚ますが、ヨットは操縦不能で無線も繋がらない。さらに、大怪我を負い波に漂うリチャードを発見する。リチャードを助け出したタミーは、極限状態の中、セーリングの知識を総動員し陸を目指すが…。
<WEB>
公式サイト:http://adrift-movie.jp
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