ふくだももこ監督の最新作、映画「君が世界のはじまり」の公開日が7月31日(金)に決定。それに伴って、クリエイターの大島智子によるコンセプトイラストが解禁された。
本作は、ふくだももこ監督の原点となる短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築し、一本の映画にしたもの。「リンダリンダリンダ」「もらとりあむタマ子」などを手掛けた向井康介が脚本、ふくだ監督とは二度目のタッグとなる松本穂香が主演を務める。
今回解禁されたのは、映画と原作小説に惚れ込んだ大島が、その危うく熱っぽい世界観を描き上げたコンセプトイラスト13点。登場人物一人ひとりにフォーカスしたものや、先日解禁されたイメージビジュアルにもある2ショット、さらには劇中では見ることのできない高校生6人の集合ショットなどが描かれている。
本作を「視線を丁寧に描いている映画」と感じたという大島は、イラストを描き上げるにあたって「映画を観て感じたそれぞれの『視線』を意識して描きました。映画の中では6名が集合することが無いので、関係性を考えながら描くのが楽しかったです」とコメントを寄せた。
なお、このイラストは6月12日(金)から発売されるムビチケ前売り券の特典になることが決定している。
<作品情報>
「君が世界のはじまり」
2020年7月31日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー
出演:松本穂香、中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい、板橋駿谷、山中崇、正木佐和、森下能幸、江口のりこ、古舘寛治
原作・監督:ふくだももこ「えん」「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」
脚本:向井康介
企画制作:オフィス・シロウズ
配給:バンダイナムコアーツ
製作:「君が世界のはじまり」製作委員会、バンダイナムコアーツ、アミューズ、オフィス・シロウズ
<あらすじ>
阪の端っこのとある町。深夜の住宅地で、中年の男が殺害される。犯人は高校生だった。この町の高校2年生のえん(松本穂香)は、彼氏をころころ変える親友の琴子(中田青渚)と退屈な日々を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラ(小室ぺい)に一目惚れしたことで、二人は徐々にすれ違うようになっていく。同じ高校に通う純(片山友希)は、母が家を出ていったことを無視し続ける父親に何も言えぬまま、放課後ショッピングモールで時間をつぶす。ブルーハーツを聴きながらふと通りかかった屋上で、東京から転校してきた伊尾(金子大地)と会い、求めるものもわからぬまま体を重ねるようになる。偶然ナリヒラの秘密を知るえん。急接近した二人を見て見ぬふりをする琴子。琴子に思いを寄せる、サッカー部キャプテンの岡田(甲斐翔真)。思いの捌け口を見つけられない純。田舎に閉じ込められた自分と義母を重ねる伊尾。変わらない町―。そんなある朝、父親殺しの犯人が逮捕され……。郊外の気怠い空気とそれぞれの感情が混じり合い、物語は疾走していく。
<WEB>
公式サイト:https://kimiseka-movie.jp/
©2020『君が世界のはじまり』製作委員会