公開中の映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」の出演者がそれぞれの思いを語る特別映像が解禁された。
本作は、ルイーザ・メイ・オルコットが1868年に発表した小説「若草物語」を映画化。ルイーザ・メイ・オルコットが自らの生き方を重ねて書き上げたジョー・マーチと、彼女の4姉妹の物語。監督・脚本は「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグが担当し、第92回アカデミー賞では、6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。
主人公・ジョー役はシアーシャ・ローナン、ジョーのソウルメイトで彼女に愛を告白するローリー役はティモシー・シャラメ。さらに長女のメグ役はエマ・ワトソン、三女のベス役はエリザ・スカンレン、末っ子エイミー役をフローレンス・ピューが演じる。
公開された映像は、グレタ監督が「『若草物語』は昔から私の一部だった」「私はこの4姉妹が大好きで天才だと思っていたわ」と原作に対する思い入れを語るシーンから始まる。
そしてシアーシャは「ジョーは威勢のいい自信家で社交的で独創的よ」とキャラクターを表し、続く映像では、ジョーの作品を初めて的確に批評した存在であるフレデリック・ベア(ルイ・ガレル)に対して「あなたは批判するだけ」「誰の記憶にも残らない」「私は文学史に名を残す」と威勢よくたんかを切るシーンも登場。
フローレンスは「エイミーのイメージは甘えん坊で野心家、でも本作では彼女の繊細さや人間らしさが描かれてる」とこれまで描かれてきたエイミー像とは違って「三流の画家になるくらいならきっぱりやめる」と、頑固だけどとても賢く自分のことが見えている女性として語っている。
さらに「ベスは内気だけど芯が強い女性よ」と解釈するエリザや「長女のメグは女性的で結婚を望んでいる」とエマが表現する様に、お金持ちではないけれど誠実な男性家庭教師のジョン・ブルック(ジェームズ・ノートン)と結婚しようとするメグ(エマ・ワトソン)に対して「あんな男2年で飽きる」と言い放つジョーに「私にはあなたと違う夢があるの」とはっきりと自分の意思を告げるシーンも。
そして最後には4姉妹の母親を演じたローラ・ダーンが「多くの人にとって『若草物語』は理解されない苦しみを描いた、初めての作品よ」と語っている。
ほかにも、ジョーがメグの髪の毛を巻こうとしてヘアアイロンで焦がしてしまうシーンや、エイミーとジョーがけんかして原稿を燃やしてしまうシーンなど原作で有名なシーンも随所に盛り込まれている。
■「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」特別映像
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
公開中
製作:エイミー・パスカル、デニーズ・ディ・ノヴィ、ロビン・スウィコード
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
<ストーリー>
ジョーはマーチ家の個性豊かな四姉妹の次女。情熱家で、自分を曲げられないため周りとぶつかりながら、小説家を目指して執筆に励む日々。控えめで美しい姉メグを慕い、姉には女優の才能があると信じるが、メグが望むのは幸せな結婚だ。また心優しい妹ベスを我が子のように溺愛するも、彼女が立ち向かうのは、病という大きな壁。そしてジョーとケンカの絶えない妹エイミーは、彼女の信じる形で、家族の幸せを追い求めていた。共に夢を追い、輝かしい少女時代を過ごした4人。そして大人になるにつれ向き合う現実は、時に厳しく、それぞれの物語を生み出していく。小説家になることが全てだったジョーが、幼なじみのローリーのプロポーズを断ることで、孤独の意味を知ったように―。自分らしく生きることを願う4人の選択と決意が描く、4つの物語。
公式サイト:https://www.storyofmylife.jp/