7月17日(金)より全国順次公開となる映画「リトル・ジョー」の本編映像が解禁。作家にしてベランダ園芸家でもある、いとうせいこうのコメントも到着した。
昨年、第72回カンヌ国際映画祭で主演のエミリー・ビーチャムが女優賞を獲得した本作。人間によって生み出された新しい植物が人知を超えた進化を遂げ、知らぬ間に人に感染し、支配していたとしたら…という、まったくないとは言い切れないテーマに挑んでいる。
今回解禁されたのは、本編の冒頭映像。研究所を訪れた企業の人間に、香りで人を幸せな気持ちにするという新種の植物“リトル・ジョー”のプレゼンをする、研究者のアリスと助手のクリスの姿が映されている。
リトル・ジョーがもたらす幸せの秘密は、香りによって母性ホルモンを促進すること。それによって植物を子供のように愛し、気分を高めて鬱も防ぐことができるとアリスたちは語る。ストレス社会に生きる今の人類にとっては夢のような植物だが、この“子供のように愛することができる”というリトル・ジョーの魅力が、人間を未知の恐怖に導いていく。
一見、荒唐無稽な物語にも思える本作について、「既に日常を植物に支配されている」と公言する作家のいとうせいこうからのコメントが到着。本作を鑑賞した上で「植物に人間が操られているのはすべての園芸家の実感である。これは正統派スリラーかつ美しいアートのようであり、道端の花の前でふと見る夢」と、マンションのベランダで数々の植物を育てるベランダ園芸家“ベランダー”ならではの視点でコメントを寄せた。
リトル・ジョーが放つ蠱惑的な美しさと、おとぎ話のような耽美な世界観でカンヌ国際映画祭を震撼させたボタニカルスリラー『リトル・ジョー』は7月17日(金)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開される。
<動画>
「リトル・ジョー」本編映像
<作品情報>
「リトル・ジョー」
2020年7月17日(金)アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
監督:ジェシカ・ハウスナー『ルルドの泉で』
出演:エミリー・ビーチャム、ベン・ウィショー、ケリー・フォックス、キット・コナー ほか
配給:ツイン
<WEB>
公式サイト:http://littlejoe.jp/
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