「パブリック」監督・脚本・主演を務めるエミリオ・エステベスの場面写真解禁

映画
2020年06月22日

 7月17日(金)から全国順次公開となる映画「パブリック 図書館の奇跡」より、エミリオ・エステべスの新場面写真が解禁された。

 本作は、図書館という、誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした、あっと驚くヒューマン・ドラマ。記録的な大寒波の到来により、緊急シェルターがいっぱいで行き場をなくしたホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠してしまう。突如勃発した大騒動に巻き込まれた1人の図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。

 監督は「ブレックファスト・クラブ」などに出演し、1980年代ハリウッドの青春スターの一団を総称する“ブラット・パック”の1人として一世を風靡したエミリオ・エステベス。本作では、監督、脚本に加え、主演であるシンシナティの公共図書館で働く図書館員、スチュアート・グッドソンを演じている。

 また、エミリオは「地獄の黙示録」ウィラード大尉役で一躍有名になった俳優マーティン・シーンと、女優兼プロデューサーのジャネット・シーンの長男としても知られる。弟は「プラトーン」などに出演、お騒がせ俳優としても名高いチャーリー・シーンと、父・マーティンが監督した「ミリタリー・ブルース」などに出演のラモン・エステベス。そして妹は、「レディ・ジョンソン/地獄のキャンプ」に出演のレネ・エステベス。家族全員が俳優業に携わり、芸能一家としても有名だ。

 そんなエミリオは、16歳で俳優活動をスタートさせ「テックス」で映画デビュー。俳優業だけではなく、「ウィズダム/夢のかけら」では若干23歳で初監督、脚本、主演を務めた。ロバート・F・ケネディ暗殺事件を題材にした歴史群像ドラマ「ボビー」ではゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、その後も監督としてのキャリアを積み重ねている。

 そして本作は、2007年の「ロサンゼルス・タイムズ」に掲載された元ソルトレイクシティー公立図書館アシスタントディレクター、チップ・ウォードによる新聞記事から着想を得て、完成までに11年の歳月を費やした意欲作。

 制作にあたりエミリオは、「図書館へ行き、座って静かに人々を観察したよ。恐らくこの世の中で公共図書館ほど人間観察に適した場所はないだろうね。図書館で映画を撮るためだと意図を伝えると、当然図書館の職員や担当者からは疑いと歓迎の両方の反応があった。だが最終的には内部の仕事や図書館員の日々のルーティーンを見せてもらえるようになった」と、当時を振り返る。

 この度、解禁されたエミリオの新場面写真は、舞台である公共図書館の廊下を物憂げに歩く姿や、検察官のデイヴィス(クリスチャン・スレイター)から会議室に呼び出され、“体臭”を理由に退館を求められた男性の写真を示され問い詰められる姿など仕事中の様子。さらに隣人アンジェラ(テイラー・シリング)と室内栽培しているトマトの前で話している微笑ましい場面や、そのトマトを店で買ったプレーンピザにのせる堅実的な一面を感じさせるチャーミングなシーンを見ることができる。

<作品情報>
「パブリック 図書館の奇跡」
2020年7月17日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス(「ボビー」「星の旅人たち」)
出演:アレック・ボールドウィン(「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」)、テイラー・シリング(『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』)、
クリスチャン・スレイター(「トゥルー・ロマンス」『Mr.Robot/ミスター・ロボット』)、ジェフリー・ライト(「007 カジノ・ロワイヤル」)、
ジェナ・マローン(「ネオン・デーモン」)、マイケル・ケネス・ウィリアムズ(「それでも夜は明ける」)、チェ・“ライムフェスト”・スミス

提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド

<WEB>
公式サイト:https://longride.jp/public/

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