ウディ・アレン監督の最新作「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」が、7月3日(金)に公開。それに先駆け、本作を優雅な映像美で綴る撮影監督ヴィットリオ・ストラーロのメイキングと新場面写真5枚が解禁された。
全くもって計画どおりにいかないギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)、それぞれのニューヨークの表情を優雅な映像美で綴るのは、“光の魔術師”の異名を持つ巨匠撮影監督ヴィットリオ・ストラーロ。
「地獄の黙示録」、「レッズ」、「ラストエンペラー」でアカデミー賞撮影賞に3度輝いたほか、数多くの撮影賞や功労賞を受賞してきたストラーロ。ウディ・アレン監督とは「カフェ・ソサエティ」、「女と男の観覧車」に続き、本作で3作目のタッグを果たし、美しいカメラワークと印象的な光と影を操り、キャラクターの内面を浮き上がらせている。
本当の自分を認識しておらず苦しむキャラクターたちを描くにあたり、この作品ではしばしば、キャラクターの顔を不鮮明にしたり、影を当てたという。「映画において、全てを鮮明に見せることは重要なことではない。キャラクターの前に何かを置いたり、部分的に見せたりすることは多くのケースで効果をうみだすし、観客の興味をひく瞬間をつくりだせる」と語るストラーロ。ギャツビーとアシュリーの性格の違いを強調するため、様々な照明やカメラワークを駆使したそうだ。
今回解禁されたメイキング画像ではヴィットリオ・ストラーロが撮影中に指導している様子が見られるほか、場面写真では印象的な光と影が目をひき、まるでキャストそのものが輝きを放っているような美しさを感じ取れる。光の魔術師が本作にかけた映像のマジックも、大きな見どころの1つと言えるだろう。
<作品情報>
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」
2020年7月3日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバー
提供:バップ、シネマライズ、ロングライド
配給:ロングライド
<ストーリー>
大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。きっかけは、アシュレーが学校の課題で、有名な映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをする機会に恵まれたこと。
生粋のニューヨーカーのギャツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーに街を案内したくてたまらない。ギャツビーは自分好みのクラシックなスポットを巡るためのプランを詰め込むが、2人の計画は晴れた日の夕立のように瞬く間に狂い始め、思いもしなかった出来事がつぎつぎと起こるのだった…。
現代を代表するアイコニックな俳優たちが集結し、ニューヨークの街で運命のいたずらに翻弄される男女のキュートなロマンチック・コメディ!
<WEB>
公式サイト:https://longride.jp/rdiny/
Photography by Jessica Miglio ©2019 Gravier Productions, Inc.
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