7月17日(金)から全国公開となる映画「ステップ」より、山田孝之演じる主人公・健一の微笑ましくも切ない子育てシーンの映像が解禁された。
本作は、妻に先立たれ、娘との再出発を決意した健一が、仕事と育児の両立に悩みながらも成長していく姿を描いた作品。突然の生活の変化の中、悲しみや不安を抱えて一歩一歩ゆっくりと歩んでいく家族の姿が、この不安定な時代に生きる人々の心を包み、励ましてくれる物語となっている。
主演を務める山田は、エキセントリックな役柄のイメージが広く浸透している中、久々に実年齢とも重なる等身大の父・健一を演じている。初のシングルファザー役で、娘・美紀を育てながら自身も成長していく様を体現した。さらに、健一や美紀を温く見守る登場人物に、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈など豪華俳優陣が結集し、物語を彩っている。
原作は、『とんび』『流星ワゴン』など家族の再生を描き続けてきた作家・重松清。監督は「虹色デイズ」「笑う招き猫」などを手がけた飯塚健が務めた。主題歌は、秦基博が映画のために書き下ろした「在る」を提供し、注目を集めている。
この度、解禁された映像では、会社での仕事を終えた健一が、保育園から連れ帰った美紀に食事をさせ、絵本を読んで寝かしつけるという、日常の育児シーンが展開。なかなかご飯を食べてくれない美紀に優しく声を掛けながら根気よく一口ずつご飯を食べさせたり、穏やかな口調で絵本を読み聞かせ、眠った美紀のおでこにそっとキスをしたり…という、幼い娘に優しく寄り添う父親の姿が映し出されていく。
さらに、美紀が眠った後は、妻の遺影を眺めながら一人黙ってグラスを傾け、もの悲しい表情を浮かべているかと思いきや、いつの間にかそのまま眠ってしまい、洗濯機の「ピー」というブザーの音で目が覚める健一の姿も。育児に仕事に多忙を極め、疲弊しながらも何とか一日を乗り切る姿に、子育てに勤しむ親はもちろん、忙しい毎日を送る現代人が思わず共感してしまう、渾身のシーンに仕上がっている。
<動画>
映画「ステップ」7/17(金)公開/健一(山田孝之)子育てシーン
<作品情報>
「ステップ」
2020年7月17日(金)全国劇場にてロードショー
原作:重松清「ステップ」(中公文庫)
監督・脚本・編集:飯塚健
出演:山田孝之、田中里念、白鳥玉季、中野翠咲、伊藤沙莉、川栄李奈、広末涼子、余貴美子、國村隼 ほか
主題歌:秦基博「在る」(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
製作プロダクション:ダブ
配給:エイベックス・ピクチャーズ
<WEB>
公式サイト:https://step-movie.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/step2020movie
©2020映画『ステップ』製作委員会