8月28日(金)公開の映画「事故物件 恐い間取り」の完成記念イベントに亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、中田秀夫監督が登壇。原作者の松原タニシがリモート中継で参加した。
本作は“事故物件住みます芸人”として活動する松原タニシの実体験に基づく著書『事故物件怪談 恐い間取り』を映画化。亀梨演じる売れない芸人・山野ヤマメが、プロデューサーから「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住んだことから、次々と怪奇現象に巻き込まれていく。
亀梨は「ホラー作品に参加させていただくのは初めてだったのですが、現場は非常に充実した時間を過ごさせていただきました。何より、ホラーという作品は、観てくださる皆さんのことを常に感じながら、撮影していくのだなというのを感じました。自信を持ってお届けできる作品に参加できてうれしく思います」とあいさつ。
亀梨演じるヤマメの相方・中井大佐を演じた瀬戸は「コンビということで、ほぼ亀梨さんとのシーンでした。亀梨さんとは初めてだったんですが、本当に初めて感がなくて…」と話し、亀梨も「僕も!コンビという設定だったからでしょうか?10年間コンビを組ませていただくという、役柄なのか、それはとても感じてました」と同意。
さらに瀬戸が「めちゃくちゃ、やりやすかったです!監督の無茶ぶりも亀梨さんがリードしてくれるんですけど、それがありがたかったです」と伝えると、亀梨は「冒頭の漫才のシーンを台本と違うものをやらせていただいて、瀬戸くんが寛大に受け止めてくれて、ありがたかったです」と返し、名コンビぶりを披露した。
奈緒は、最初に亀梨と会った時、帰り道でマネージャーから「今まで共演された方であんなに緊張せずに、ナチュラルに話せているのは初めてだと思う」と言われたというエピソードを紹介。
続けて「実は忘れられないことがあって、体力を使うシーンの撮影後に、亀梨さんからですって、焼き肉のお弁当と、私が前チラッと話していたタン塩が好きというのを覚えてくださっていて、タン塩も入っていて、本当に感動しました」と撮影中の裏話を明かすと、木下が「これは付き合ってますね」と冗談で乗っかり、会場の笑いを誘った。
ここで原作者の松原タニシが、今も住んでいる事故物件からリモート中継で参加。実際に松原が住む事故物件を紹介する中、隣にあった人形について「こちらはみゆきちゃんと言いまして、一番最初の事故物件から同居してるんですが、嫉妬深くて、目が合うと、その人の枕元まで行っちゃうんですよ。こちらは菊姫と言いまして、廃業になった人形屋さんから引き取ったんですが、部屋に置いていると、パリンパリンというガラスの音がしました」と紹介していると、急に音声が悪くなり、会場も真っ暗に。
会場が明るくなると、登壇者の目の前に松原宅にあったはずのみゆきと菊姫が登場。「うわああ!」と驚きが隠せないキャストに、松原は「あ、いっちゃいました~よくあることです」と話し、会場は笑いに包まれた。
最後に中田監督は「事故物件に住むことを怖がっているのではなくて、楽しんでいる精神がタニシさん自身にもあって、我々もそういうスピリットで、怖さプラス楽しさ、そしてそれに向き合う、対決するっていうのことでアメリカンな、新しい方法を見つけたいなって思って作ったので、ぜひ観ていただければうれしいです」と。
亀梨は「この映画が、この夏の楽しみの一つになってくれたらいいなと思っています。ぜひ夏を感じる一つとしてたくさんの人に楽しんでいただけたらなと思います」と呼びかけた。
作品情報
映画「事故物件 恐い間取り」
2020年8月28日(金)全国公開
監督:中田秀夫
原作:松原タニシ「事故物件怪談 恐い間取り」(二見書房刊)
出演:
亀梨和也
奈緒 瀬戸康史
江口のりこ MEGUMI 真魚 瀧川英次 木下ほうか
加藤諒 坂口涼太郎 中田クルミ 団長安田 クロちゃん バービー
宇野祥平 高田純次 小手伸也/有野晋哉・濱口優(友情出演)
©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会