山田佳奈監督、伊藤沙莉メッセージ
山田佳奈監督
とても思い入れのある作品がついに公開という運びとなりました。去年の冬に撮影をしたのが嘘のように状況も大きく変化し、映画の可能性を自分自身考える日々が続きましたが、私にできることは人の生活における不安や遣る瀬無さに、そっと手を添えることではないかと思っています。出演者、スタッフ、すべての人が全力でクリエイティブに関わってくださった作品が公開になること、本当に誇らしく思います。セックスワーカーの彼女たちを通して、観てくださった方々が力強く踏み出せますように。そう願っております。
伊藤沙莉(主人公・カノウ役)
昨年、第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門での正式出品以来、ようやく再び作品をたくさんの方々に観ていただける機会が巡ってきました。必死に、もがきながら、なんとか生きているという点では、今こういう時代だからこそ、より多くの方々に観ていただきたいなと思います。