客席からキャストに質問をするコーナーに移ると、バトントワリング部の女子高校生が手を上げる。「一番やり切ったシーンについて教えてください」という質問に対し、永瀬は「一つ一つのシーンが過酷だったのですが、一番は、坂道がママチャリで今泉とレース対決をするシーンです。ママチャリはロードレーサーに比べてペダルが重く、それに対してロードレーサーで走る今泉とレースするというのは、大変でした」と語った。
伊藤は「ガッツポーズするシーンがあるのですが、本作の見どころの一つだと思い、しっかり決めたかったので頑張りました」と述べると、質問者も「あのシーン、泣きそうになりました」と返答。「そう言ってもらえるのは本当に嬉しい」と喜びを露わにした。坂東は「レースに負けて、海に入りながら悔しさを爆発するシーンがあるのですが、あの撮影日は結構寒くて、大変でしたが、全てを出し切りました!」と、冬の寒さのなかでの撮影エピソードを披露。
続いて、挙手した5歳の女の子を見て、3人が思わず「かわいい」と和んでしまう場面も。「どうすれば上手に自転車に乗れるようになりますか?」という質問に、永瀬が「俺と一緒に乗りましょう!」と声をかけると、伊藤と坂東は「それ以上のかっこいい正解はない!」と苦笑。
気を取り直して、伊藤が「こけてもあきらめないで、乗り続けることが大切」と述べたのに続けて、永瀬が「自転車に限らず、そのあきらめない気持ちはどんなことにも通じる大切なこと」と人生について語る場面も。坂東が「自転車仲間を作って、友達と楽しく、刺激し合いながら自転車に乗ることが大事だと思います」と答えると、永瀬も「仲間と一緒に自転車で走る楽しさを身をもって経験しました」と、自身の経験を交えながら話しかけていた。
ほかにも、ユニフォーム姿の自転車競技部の男子高校生からは「ロードレーサーに初めて乗った時にこけなかったのでしょうか?」という質問が。対して、永瀬は「こけました!足がペダルに固定されている中で降りようとしてしまって…」と明かす。伊藤も「川の土手で練習中にスリップして、こけそうになりました」とその難しさを述べ、坂東は「初日の練習のとき、またがってすぐにこけました。きっとこけた人第一号です」と会場の笑いを誘った。
まだまだ客席からは手が上がる中、終了の時間が迫る。最後に代表して永瀬が「本当にこの映画はたくさんの人に支えられて、無事公開ができそうです。たくさんの人が経験している青春であったり、ロードレースの選手たちの熱、疾走感が伝わる作品です。色々な壁にぶつかっている人たちの背中を押す映画にもなっていると思ってますので、多くの方々に届けられるように協力してもらえると嬉しいです!」と見どころをアピールし、イベントを締めくくった。
出演終了後、初めてのリモート舞台挨拶に「いろんな年代の方々にも見て頂けて嬉しいです。劇場に伺えなくて残念でしたが、新しい形でコミュニケーションができて嬉しかったです。また、渡辺先生にも来ていただいて嬉しかったです」(永瀬)、「こういう状況の中で、みなさんの反応・感想を頂けてすごく嬉しかったです。またこういう機会があればやりたいです」(伊藤)、「ずっとみなさんに見て頂ける日を待ち詫びていました。リアルな声を聴けてとても嬉しかったです」(坂東)と、映画を届けられた喜びを口にする3人。こんな時代だからこそ感じる人とつながる楽しさ、喜びを語っていた。
<イベント概要>
「弱虫ペダル」ご当地最速試写会 サプライズリモートイベント
2020年8月6日(木)後5・00〜5・30
会場:京成ローザ10 ※キャスト登壇場所:松竹本社
出席者:永瀬廉(King & Prince)、伊藤健太郎、坂東龍汰
渡辺航(「弱虫ペダル」原作者)
MC:フジテレビアナウンサー・榎並大二郎
<作品情報>
「弱虫ペダル」
2020年8月14日(金)全国公開
出演:永瀬廉(King & Prince)
伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰、栁俊太郎、菅原健
井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)・竜星涼/皆川猿時
原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:三木康一郎
脚本:板谷里乃・三木康一郎
主題歌:King & Prince「Key of Heart」(Johnnys’ Universe)
配給:松竹株式会社
<WEB>
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/yowapeda-eiga/
公式Twitter:https://twitter.com/yowapeda_eiga
公式Instagram:https://www.instagram.com/yowapeda_eiga/
©2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008