東地宏樹&浪川大輔が出演!「アイガー北壁」吹替版がBSテレ東で9・16放送

映画
2020年09月09日

映画「アイガー北壁」(2008年)の本邦初となる吹き替え版が、9月16日(水)午後7時55分からBSテレ東「シネマクラッシュ」枠で放送される。

本作は「山岳映画」の伝統を持つドイツ映画界が“死の壁”に挑んだ実在の登山家たちの物語を、“カメラも登った”驚異の実写映像とVFXを駆使して映画化した超大作。今回が無料テレビ初放送となる。

主役の登山家2人、トニー(ベンノ・フユルマン)の声を東地宏樹、アンディ(フロリアン・ルーカス)の声を浪川大輔が演じる。この度、吹き替え収録後の2人のコメントが到着した。

今回の共演について、浪川は「東地さんは僕にとっても兄貴分というかゆだねるというか、作品もそういう関係性なので非常にリンクしていて会話しやすいな、一緒に録れてよかったなと思います」と、2人の信頼関係を明かす。

一方、東地は本作について「この映画は半分実写ですよね。だからこその違和感がない映像が作品の魅力、見どころかもしれないです」と語った。2人のコメント全文は、次ページを参照。

<東地宏樹&浪川大輔 コメント>

東地:大ちゃん(※浪川大輔)と一緒にこうやって相手役やるのも数えるぐらいしかないから、分かち合いやすい人とやらせてもらえてやりやすかったので、それが作品に反映されていたらいいなと思います。
(※2人は2016年12月にBSジャパンで放送した映画「プリズナーズ」のアフレコで共演)

東地:そうだ、あれ以来だ。

浪川:ありましたね。懐かしいな。東地さんは僕にとっても兄貴分というかゆだねるというか、作品もそういう関係性なので非常にリンクしていて会話しやすいな、一緒に録れてよかったなと思います。それに一緒に登っていたもうひとコンビのあの癖の強さ、ほんと面白いなって。声おんなじですしね。
(※もうひとコンビ:エディ役の多田野曜平、ヴィリー役の鈴木琢磨)

東地:ナイスキャスティングですよね、本当に。あの「あーっ」って叫ぶところとか。

浪川:そういう対照的なコンビも見どころなのかな、と思います。

東地:トニーは、大ちゃんがやったアンディよりも、行動とは相反して死にたくないよという気持ちが前に出る人だったんだな、という感じはありました。

浪川:トニーとアンディの2人は、すごくいいコンビだと思いました。性格は全然違うんですけれども、すごく過酷な状況の中でより絆みたいなものが強くなっていきます。
トニーが優しい人だなというのが全編通してあって、トニーが生きたがっている、まだまだ先を見ている姿というものは、グッとくるものがあります。非常に心に残る作品じゃないかと思います。
僕の演じたアンディも、あんな過酷な状況で正常な判断ができない中で、あの決断をするっていうのはすごい男です。実は熱血漢でちょっと熱くなってしまうキャラクターだったなと。最後にそういうシーンがあって、ほっとしています。よかったなと。

◆作品の見どころについて。

東地:アイガーっていうのはすごく難しいルートで、壁があるっていうことも知っていたけど、こういう事実があったということを知らなかったので、この残暑にこの寒い感じのものを見る、このタイミングになかなかいいじゃないかと思います。硬派ですけど、たくさんの人に見てもらえたらいいなと思います。

浪川:時代感がすごく出ているので…。東地さんが収録中に画面を見ながらちょいちょい突っ込むんですよ。これを登るにはずいぶん軽装だな、とか。

東地:大変だよね。

浪川:その時代の最高の装備なんでしょうけど、こんな大変な思いをして山、というか壁を登っていくんだ、と思うと…。東地さんもおっしゃったように、いろんなことを知れるな、と思いました。一回途中まで登って、荷物を置いてからもう一回登りなおすとか。

東地:元祖、すごくきつい登山というのを見せられた気がして、そのシンプルさが逆に怖いというか。落石だーつったって、自分がやったやつが落ちて、ぶつかっているわけですからね。それ、なかなかなことだなって思ったな。

浪川:トニーと恋人のルイーゼとの関係から、ただ山に登りたいだけじゃない気持ちっていうのがこんなに人を奮い立たせるものなんだという感じでした。

東地:なんか見ていると、たらればを感じてしまったりはしますよ。あれさえなければこうはなっていないっていうのがね、ちょっと、ありますね。男のロマンもあるでしょうけど。

浪川:トニーの言うことをちゃんと聞いとけば…。やっぱり、人の話はちゃんと聞いておくべきだと思います。目標を掲げてただ突っ走るんじゃなくて。ちゃんとザイルを打ち込みながら人生進んでいかないと、と思いました。

東地:それとこの映画は半分実写ですよね。だからこその違和感がない映像が作品の魅力、見どころかもしれないです。

浪川:それも話していたんですよ。カメラマンさんどこにいるの?とか。ほんと違和感ないですもんね。すごいなあと思いました。美しい映像がいっぱいです。

<番組情報>

シネマクラッシュ「アイガー北壁」(新作吹き替え版)
BSテレ東/BSテレ東4K
2020年9月16日(水)後7・55〜9・54放送

声の出演:東地宏樹、小林沙苗、浪川大輔、堀内賢雄、多田野曜平、鈴木琢磨、石田圭祐、小林優子

<ストーリー>

ベルリン・オリンピック開幕直前の1936年夏。ナチス政権は国家の優位性を世界に示すべく、ドイツ人によるアルプス最大の難所・アイガー北壁の初征服を掲げ、成功者にはオリンピック金メダルの授与を約束した。
難攻不落の山に次々と登頂し優秀な登山家として知られ始めていた山岳猟兵のトニー(ベンノ・フユルマン)とアンディ(フロリアン・ルーカス)は、“死の壁”アイガー北壁への挑戦を決意する。
麓には登頂を目指す各国の登山家、報道関係者や観光客、そしてトニーの恋人だった新聞記者ルイーゼ(ヨハンナ・ヴォカレク)の姿もあった。
トニーとアンディは北壁の登攀を開始。彼らのすぐ後をオーストリア隊のヴィリー(ジーモン・シュヴァルツ)とエディ(ゲオルク・フリードリヒ)が追うが、ヴィリーが落石で大怪我を負ってしまう…。

<WEB>
公式サイト:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/cinema/

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