2021年に全国公開の映画「夏への扉」に、追加キャストとして清原果耶と藤木直人の出演が発表された。併せて、両名と三木孝浩監督よりコメントも到着。
1956年にアメリカで発表されて以来、ハリウッド映画に多大な影響を与え、50年以上経つ今でも色褪せぬ名作として世界中で愛される「夏への扉」を映画化。メガホンをとるのは、「フォルトゥナの瞳」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などで知られる名匠・三木孝浩。
主演を務める山﨑賢人は、孤独な科学者・高倉宗一郎役に挑んだ。そんな彼が騙され奪われた研究の結晶ともいえるロボットや会社、大切な人を30年の年月を超えて取り戻しにいくさまが描かれる。
そしてこの度、追加キャストとして、2021年のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の主演が決定している清原果耶、俳優生活25周年を迎える藤木直人の出演が発表された。清原が演じるのは、恩人であり養父の松下の娘で、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に想う松下璃子。数奇な運命に翻弄されながらも宗一郎を慕う、意志の強い女子高生を熱演する。
清原は、自身の最初の映画が本作の監督を務める三木監督作品だったこともあり、「また監督とご一緒させて頂ける事がとても嬉しかった」と語る。三木監督もまた、当時「いつかヒロイン役をやってね」とお願いしていた清原への念願が叶ったと喜んだ。
藤木が演じるのは、2025年のヒューマノイドロボット・PETE(ピート)。PETEは未来を変えようとする宗一郎を支える、装置の異常で好奇心をもってしまったヒューマノイドロボットだ。
藤木はPETE役について「2度とないであろうロボット役」に驚いたと、オファーを受けた感想を明かす。また、「以前連ドラで共演した山﨑君と、バディもの的な作品で再びご一緒できて嬉しかったです」と、山﨑との共演についてもコメント。
共にPETEを作り上げた三木監督は、藤木について「未知なるキャラクターを現場で一緒に試行錯誤しながら創り上げていく作業は、困難さよりも楽しさが上回った」と撮影を振り返った。3名のコメント全文は、次ページを参照。