三浦春馬が“五代友厚”役に挑んだ「天外者」12・11公開!三浦翔平ら主要キャスト解禁

映画
2020年09月24日

映画「天外者」(てんがらもん)が、12月11日(金)に公開決定。主演の三浦春馬ほか、三浦翔平や西川貴教ら主要キャスト情報が解禁された。さらに、ポスタービジュアルと場面写真も初公開。併せて、キャスト5名と田中光敏監督よりコメントも到着した。

本作の企画スタートは、2013年。五代友厚の「想い」と「志」を次世代に継承するため、製作総指揮の廣田稔をはじめ、市民有志が立ち上げた「五代友厚プロジェクト」が映画化に向けて尽力してきた。そして長い歳月を経て、ついに悲願の映画公開が実現。

脚本の小松江里子と監督の田中光敏は、これまで「利久にたずねよ」「海難1890」を共に生み出した名コンビだ。五代の壮大なスケールを現代に体現するべく、入り組んだ時代背景と膨大な関連人物の中からオリジナルストーリーを誕生させた。

激動の幕末から明治初期。五代は、薩摩藩士から明治政府役人を経て実業家に。“東の渋沢栄一・西の五代友厚”とも評される功績を挙げながらも、長らく歴史に埋もれていたが、近年の研究により、その真価が再認識された。「実もいらぬ、名もいらぬ、ただ未来へ…」と、ひたすら大いなる目標に向かったその志と熱い想いが、時代を超えて解き放たれる。

その圧倒的な熱量で生き抜いた五代を演じたのは、三浦春馬。大胆な発想と行動力、そして冷静かつ緻密さと優しさを持つ、このミステリアスでさえある人物像をかつて見たことのない迫力と重厚な演技で表現した。

さらに、彼を取り囲む盟友の坂本龍馬を三浦翔平、龍馬と共に現れ後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎を西川貴教。そして初代内閣総理大臣となる伊藤博文の若かりし頃を、森永悠希が演じている。

五代の両親役として、脇を固めるのは生瀬勝久と筒井真理子。遊女はる役の森川葵は、五代の繊細さや優しさを引き出した。妻を演じた蓮佛美沙子など、取り巻く女性達もまた、時代の渦の中で五代友厚に重ねた己の人生を全うしていく。

出演にあたり、三浦翔平は「沢山のファンがいらっしゃる方なので、重圧を物凄い感じましたが、払拭するために土佐弁の稽古や、霊山歴史館、龍馬のお墓など、歴史から学びました。クランクイン前には春馬と何度も読み合わせして、才助、利助、弥太郎との関係性を築きあげ、自分なりの新しい豪快な龍馬を思いっきり演じる事ができました」と役作りについてを語った。

西川も「かつら作りから、着物の着付け、土佐弁や武士としての所作など緊張の毎日でしたが、春馬、翔平、森永くんをはじめキャスト全員で作品を生き抜いた時間は、かけがえのない瞬間でした」と撮影を振り返る。

田中監督は「三浦春馬を中心に役者達が、登場人物に生き生きと命を吹き込んでくれたのです。春馬くん、参加してくれてありがとう。そして主演を支えるそれぞれの役者達の素晴らしい生き生きとした芝居を、是非ともスクリーンでご覧いただきたいと思っています」と自信をのぞかせ、作品をアピールした。キャスト5名と田中監督のコメント全文は、次ページを参照。

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