10月9日(金)に全国公開の映画「星の子」より、芦田愛菜・岡田将生・高良健吾らが大森立嗣監督の魅力を語るメイキング映像と、撮影中の様子を収めたメインキャストたちの写真が解禁された。
本作で芦田愛菜が演じるのは、撮影時の自身と同じ中学3年生の少女ちひろ。“あやしい宗教”を深く信じている両親のもとで、多難な青春に翻弄される複雑な感情を圧倒的な演技力で表現し、女優としてのあふれんばかりの才能と輝きがほとばしっている。
原作は「むらさきのスカートの女」で、第161回芥川賞を受賞した今村夏子。いま最も次作を期待されている気鋭の作家であり、本作が初の映像化作品となる。監督・脚本は「日日是好日」「MOTHER マザー」の大森立嗣。音楽の世武裕子をはじめ、「日日是好日」のスタッフが再集結し、少女の繊細な揺らぎを大切に描き出した。
本作の撮影は、2019年12月から約1か月かけて行われたという。舞台は大きく分けて3つあり、ちひろが住む街や家、学校、そして宗教施設だ。
それぞれに屈強なキャラクターが待ち受けており、それはさながらちひろが各ボスキャラと向かい合いながらゴールを目指す、ロールプレイングゲームのようでもある。優れた俳優たちの競演によって生まれるシーンのひとつひとつを贅沢に味わえることも、本作の魅力を大きく形成する要素だろう。
この度、そんなキャラクターたちの演出シーンを交え、キャストが大森監督の魅力について語るメイキング映像が公開となった。映像では、ちひろ役の芦田をはじめとし、ちひろの父親役の永瀬正敏、母親役の原田知世らがインタビューに答えていく。
監督について、キャスト陣からは「『スタート』と『カット』『オッケー』の声が好き」「『会話を楽しむ』という言葉が印象的」などの声が多く挙がるなど、役者が気持ちよく心地よい現場を作り出す、“大森マジック”の一端をうかがい知ることができるメイキング映像だ。
併せて解禁された写真でも、そんな大森監督がボスキャラさながらのキーパーソンを演じたメインキャストたちとやり取りを行い、演出をする撮影中の様子が収められている。
<動画>
メイキング映像
<作品情報>
「星の子」
2020年10月9日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
キャスト:芦田愛菜 岡田将生 大友康平 高良健吾 黒木華 蒔田彩珠 新音 永瀬正敏 原田知世
監督・脚本:大森立嗣
原作:今村夏子『星の子』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
配給:東京テアトル、ヨアケ
<WEB>
公式サイト:http://hoshi-no-ko.jp/
©2020「星の子」製作委員会