劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」《前編》が絶賛公開中、後編は2月11日(木・祝)より公開する。このたび、本作の公開を記念して「アマゾン・トリオナイト」イベントが行われ、三石琴乃、日野聡、豊永利行、蒼井翔太が登壇した。
スーパーセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃が「今日は先の読めない特別な夜になりそうです」と笑顔であいさつ。続いて、パラパラの「玉の輿」の魔法を受けて人間に変身したアマゾン・トリオのうち、トラから変身したタイガーズ・アイ役の日野聡が「夢はアーティスト!」と役に成り切って自己紹介をすると、タカから変身したホークス・アイ役の豊永利行は「先輩にそれやられちゃうと…(笑)」と戸惑いながらも、「夢がかなったわ! 皆さんご機嫌よう!」と同じく演じたキャラクター同じくハイテンションであいさつ。続く、魚から変身したフィッシュ・アイ役の蒼井翔太も「まずはこのフィッシュ・アイにお任せあれ!」と劇中のせりふを引用すると、別日の収録だったため生で初めてせりふを聞いた三石は「初めて生で聞いた! ごちそうさまです!」と喜ぶ。
前編が公開されてから1週間たっての心境を聞かれると「新型コロナウイルスの影響で万全の状況ではありませんが、無事に映画館でセーラー戦士たちの活躍する姿をお披露目できてうれしく思います」(三石)、「公開できたことの喜びと、命を懸けて作ってくださったスタッフの皆さんへの感謝しております」(日野)、「先輩方とここに立てていることが夢のような気持ちです。まずはこの時間を大切にしたいと思います」(豊永)、「『美少女戦士セーラームーン』は僕の人生とともにあった作品です。公開できた喜びだけでなく、『見たよ』『良かったよ』という声をいろいろなところで頂けて、感謝しかないです」(蒼井)と感慨深い様子。
続いて、出演が決まった時についての質問には、「率直にうれしかったし驚きました。妹と⼀緒に見ていた作品で、さらにその中でも人気の<デッド・ムーン>編で、アマゾン・トリオの役ということで。オーデション合格の結果を頂いた時は事務所で歓喜しました」と日野。豊永は「『うそでしょ? ホントに?』とマネージャーに確認しました。⼦供のころから知っている“あの”『美少女戦士セーラームーン』に、しかも有名なアマゾン・トリオ役ということで。⼀瞬訳が分からなくなりました。いまだに、「いいんですか?」という気持ちです」とコメントすると、三石は「いいんだってば」と笑いながら肯定。蒼井は、「セーラー戦士も全員好きですが、『美少女戦士セーラームーン』は敵役でさえもいとおしく思える作品です。でも、当時からフィッシュ・アイが⼀番好きで、この役を今回やらせていただくにあたり、夢のようといいますか、体中から鳥肌が立ちました。実はオーディションの時に三石さんがスタッフブースにいらっしゃって。でも、お話するのは今日中が初めてです。オーディションの時はガチガチでしたが、今、本当に幸せです」と熱い気持ちを語っていた。
今まで、取材を受けた際に「本作の注目ポイントはアマゾン・トリオ」と答えていた三石。「(劇中では)アマゾン・トリオが3人で会話するシーンがなかったのが残念ですが、それぞれの役を楽しんでいたのがすごく伝わってました。フィッシュ・アイはとにかくかわいくて、幼いけど妖艶。亜美ちゃん(スーパーセーラーマーキュリー/水野亜美)を惑わす特殊なキャラクターだけど、爪の先までお芝居されていると思いました。タイガーズ・アイは、鏡の中いっぱいに出てくるシーンがあり、『そんなにいらないよ(笑)』とおなかいっぱいになりましたが。幼いレイちゃん(スーパーセーラーマーズ/火野レイ)とのドキドキするシーンもあり、妖艶でもあり。毒のあるシーンを魅力的に話すのは楽しいだろうなと思いながら見ていました。ホークス君(ホークス・アイ)は原作にない最後のせりふが好きで、ずっと胸に刺さっています。『やめちゃえば?』のセリフも好きです。もっと3⼈を見ていたかったです」と絶賛。
アマゾン・トリオの3人はそれぞれ役作りについて、「初代アニメシリーズの先輩のお芝居も参考にさせていただきつつ、自分の中のタイガーズ・アイのセクシーさや、トラの獰猛さ、熱さを意識しました」(日野)、「アフレコ現場に⼊った時に、この空気感や口調になるのは、男である自分にとっては“柔らかくなる”イメージだと思いました。キャラの濃さはタイガーズ・アイとフィッシュ・アイのお2人がすごかったので、ホークス・アイは深いところからキャラを練り込んでの妖艶さが滲み出ればと思いました」(豊永)、「プレッシャーは大きかったですが、自分にできること、ということを意識しました。同じ水を司る者同士、亜美ちゃんだからこその愛のある、温かい清らかな水のイメージと、フィッシュ・アイだからこその妖艶な危うい水の感じを意識しました」(蒼井)と語る。
さらに、蒼井が「3人でアフレコできたのが大きかったです。『前世で僕たちなにかやってたかな?』と思うくらいのチームワークでした」と言うと、「3人で息の合うせりふは⼀発OKでした」と続く日野。三石も「声を合わせた時に何か感じるって分かる!」とのっかり相性の良さをアピール。「3人ユニットは売れるって法則がありますから!」と蒼井が口にすると、「今世でもやりますか!」と豊永、日野も「そうですね、やりましょう!」と盛り上がっていた。それを聞いていた三石は、「⼀緒にアフレコをしたかったです。もし劇中でスーパーセーラームーンが駆けつけたら、浄化して元の姿に戻してあげたのに…」と残念がると、3人は次々に「撮り直しましょう!」と大盛り上がりに。
最後に、「万全ではない状態での公開となりましたが、前を向いてキラキラした目で、セーラー戦士たちや、アマゾン・トリオや、アマゾネス・カルテットたちが活躍しています。元気がないなという時は会いに来てください。きっと勇気と元気がもらえると思います」と三石からのメッセージが送られ、イベントは締め括られた。
劇場版「美少⼥戦⼠セーラームーンEternal」《前編》/劇場版「美少⼥戦⼠セーラームーンEternal」《後編》
《前編》2021年1⽉8⽇(⾦) 《後編》2021年2⽉11⽇(⽊・祝)ROADSHOW
©武内直⼦・PNP/劇場版「美少⼥戦⼠セーラームーンEternal」製作委員会