映画「花束みたいな恋をした」の大ヒット御礼トークイベントが、3月10日(水)に開催された。菅田将暉と土井裕泰監督、さらにAwesome City Clubも参加したイベントの模様を以下でレポートする。
1月29日(金)からの公開後、“はな恋現象”の影響はどんどん拡大の一途を辿り、観客動員数200万人突破で見事V6を記録、興行収入も30億円の大ヒットに迫っている本作。その大ヒット御礼トークイベントが緊急開催され、山音麦役の菅田将暉と土井裕泰監督が登壇した。
集まったファンに向けて「あまりに大ヒットしていて、本当にこんなことになるとは思っていませんでしたし、ありがたい現象だなと思います。周りの反響もすごくて、色々な人から連絡をいただきますし、現場でも観たよという声をもらいます。皆、めっちゃ語ってくれるんですけど、この映画ならではの現象なのかなと思います」と語った菅田。
「ちょうどOKAMOTO’Sのレイジ君が今日観てくれたみたいなんですが、『最後のファミレスのシーンで、麦くんと同じタイミングで同じ熱量、同じ量の涙が出た』と言っていました(笑)」と自身の周りでも大ヒットの影響が大きいことに、喜びを表した。
続けて「男女で感想を分けるのは違うなと思っていたんですが、女性と男性の意見が結構違っていたのも面白かったです。女性の意見は表情もにこやかで、あんな恋愛分かるよね、したいよねって生き生きと喋っているのに、男性は昔付き合っていた女性のことを思い出しながら、しみじみと懐かしんでいることが多いんです(笑)」と、男女による感想の違いにも言及。
土井監督も「平日にもかかわらず、劇場に駆けつけてくださった全国316館のお客様、ありがとうございます。公開されて6週経った今もこういう場でご挨拶させていただけるのはなかなかないことなので、僕自身も幸せですし、幸せな映画だと思います」とまずは喜びを述べる。
そして「観た人の数だけ感想が生まれて、皆がどこかで語り合っていたり、SNSに感想を投稿したり、どんどん現象が広がっていって、今時だなと思います」と生中継で観ている観客にも感謝を述べながら今の心境を答え、会場は大きな拍手で包まれた。