「まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい」に出演した白石に作品を鑑賞した感想を尋ねると「自分の作品を見るのは恥ずかしいのですが、後藤さんのアシストのおかげでやわらかい映像に仕上がっているのではないかなと思いました」と語り、山内監督も「2人のおかげでいい作品を撮ることができました」と続けた。
本作で描かれている“まわりくどい恋愛模様”に対しては「お互いにまわりくどい部分もあるが似ているところがあるからこそ釣り合う2人なんだと思いました」と白石は分析する。
脚本の件で福徳から相談はあったかとの質問に、後藤は「すべて脚本から衣装まで福徳がチョイスしてくれたんですが、普段僕が被らないようなつばの短い帽子で顔が大きく見えたんですよ。恋に落ちる設定なのに顔が大きすぎるのは大丈夫かなと思ったんですが、恋に落ちることに顔の大きさは関係ないというメッセージがこの作品にはあるのかな」と笑いも交じえながら話した。
一方、映画初脚本を務め、前回の会見の際には自身の作品を恥ずかしく鑑賞できていなかった福徳は「観ました! 2人の感じがリアルですごい良かったです」と出来上がりについて最高の作品だったと自画自賛。
「クレープのメッセージはどのように思いついたか」の問いに対し、福徳は「僕はクレープが好きで、よく生地をめくるのですが、ここにメッセージを入れられたらなと思いました。そのメッセージが本の栞っぽいなとおもって、これだ! と思い登場人物の名前を本田としおりにしたんです」と登場人物の名前の由来についても明かした。
舞台挨拶も終盤を迎え、登壇したキャスト陣と監督がそれぞれ観客に感謝を伝えていく。そんな中で豆原が「JO1のメンバーみんな、ジャルジャルさんが好きで今日の舞台挨拶をすごくうらやましがっていました(笑)」と言うと、後藤が「よろしくお伝えください!」と返したのに続けて、福徳が「ジャルO1ですね(笑)」とボケて、会場を温かな笑いで包む。
最後に、役者を今後続けたいか聞かれた豆原は「やりたいです!」とやる気をにじませ、大盛況のままイベントは幕を閉じた。
イベント概要
「映画『半径1メートルの君〜上を向いて歩こう〜』大ヒット御礼舞台挨拶」
2021年3月15日(月)TOHOシネマズ日比谷 スクリーン12
登壇者:豆原一成(JO1)、白石聖、後藤淳平&福徳秀介(ジャルジャル)、山内大典監督
作品情報
「半径1メートルの君〜上を向いて歩こう〜」
大ヒット公開中
企画・製作・配給:吉本興業
制作プロダクション:共同テレビジョン
公式サイト:https://hankei1m.official-movie.com
公式Twitter:@hankei1m_movie
©「半径1メートルの君〜上を向いて歩こう〜」製作委員会