4月24日(土)に放送予定の『第93回アカデミー賞 直前総予想』(WOWOW)で、斎藤工と中島健人(Sexy Zone)の対談が実現。放送に先駆け、3月下旬に行われた収録の模様が明らかになった。
長年WOWOWで映画紹介番組に携わり、近年は監督・プロデューサーとしても活躍する斎藤工と、昨年に続きアカデミー賞授賞式のWOWOWでの中継番組にスペシャルゲストとして出演する中島健人。
彼らが、アカデミー賞の魅力から授賞式の楽しみ方、そして今年の受賞予想についてまで熱く語り合う対談の収録が3月下旬に行なわれた。共にアカデミー賞授賞式のレッドカーペットリポーター経験があり、そして自身も表現者であるがゆえに感じるアカデミー賞のすごさについても2人が語っていく。
斎藤は「映画少年として憧れていた“THAT’S ハリウッド!”なエンターテインメント作品と自身が表現者として携わる邦画作品の関係性について、(以前は)距離を感じていたけど、同じ映画産業なんだと繋がるようになった。むしろ繋げていくべきだと思うようになった」と自身の内に起きた変化を明かす。
そんな斎藤の言葉に深くうなずいた中島は現在、主演を務める配信作品の撮影に入っていることに触れつつ「去年、授賞式に行ってからオスカーの存在が他人事ではなくなった。配信作品への気持ちの入れ方も、“もしかしたらこの1本が世界に届くかもしれない”、その可能性を求めて自分は役者として一歩一歩、歩み始めているんだなと思えるようになった」と。
続けて「工さんがレッドカーペットに行っている姿を見たら、非常にクールでかっこよくて、完全に僕のロールモデルになっていました。僕も行ったら渋くしようと思ってたけど、無理でした(苦笑)。テンションが上がってしまって、少し子どもっぽくなっちゃいました」と振り返る。
昨年の授賞式では「アナと雪の女王2」に関連して松たか子がレッドカーペットを歩き、ステージでパフォーマンスを披露した。中島はこの“偉業”を称え、さらに自身にとっても「役者として、またパフォーマンスという部分でもそうですが、ドルビーシアターで何かをするっていうのが人生の大きな大きな目標だなと思います」と心躍らせる一幕も。
一方、斎藤は「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督が授賞式前のレッドカーペットでのインタビューで「(ノミネートによって)アジアの流れを止めずに済んだ」と発言したことに触れ「まさかオスカーを獲るとは思っていないポン・ジュノさんが映ってて、その数時間後にオスカーを実際に獲ることを知って見ると、あの映像に価値がある」としみじみと語った。