永瀬廉(King & Prince)主演の映画「真夜中乙女戦争」が、クランクアップ。永瀬のほか、柄本佑、池田エライザらのコメントが公開された。
Amazonでは総合カテゴリでベストセラー1位を獲得した、作家Fによる初の小説「真夜中乙女戦争」。著書累計部数は47万部を超える新鋭作家による、“平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”を描いた小説が来冬、映画化される。
主人公の大学生“私”を演じるのは、King & Princeの永瀬廉。主人公がひそかに恋心を抱く、“かくれんぼサークル”で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”役には、池田エライザ。圧倒的なカリスマ性をもち、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役には、柄本佑。
そして「チワワちゃん」「とんかつDJアゲ太郎」などを手がけた二宮健が、脚本・監督を務めた本作。物語のシンボルとなる“東京タワー”をはじめ、東京の街を舞台に3月下旬から4月にかけて、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しつつ都内近郊にて撮影されていたが、柄本、池田、永瀬の順でオールアップし、無事クランクアップを迎えた。
一足先にオールアップを迎えた柄本の最後の撮影は、永瀬演じる“私”と柄本演じる謎の男“黒服”が初めて出会う場面。偶然のような、必然のような、この不思議な運命の出会いによって、無気力な日々を送る平凡な大学生“私”の退屈な日常は一変する。
全ての撮影を終えた柄本は「昨年、コロナ禍で撮影が延期になり、終わったのか終わってないのか、なかなか実感の沸きづらい昨今ですが、そんな中で撮り切れて感慨深い思いです」とコメント。
続けて「どんな映像になっているのか、どんな永瀬さんを見られるのか、どんなエライザさんが見られるのか、誰もが共感できる要素のある青春映画だと思うので出来上がりが楽しみです」と期待を膨らませた。
その翌日には、“私”と池田演じる“先輩”のクライマックスへ向けての重要なシーンを撮影。このシーンにてオールアップした池田は「連日天候も朝から夜から気温が全然違う中、体力もかなり奪われて、本当に大変な日々だったと思います」と苦労した撮影を振り返る。
そんな過酷な状況の中でも「楽しく明るく現場を運んでいく皆さまを見て、すごく勇気をもらいましたし、映画って楽しいなって毎日感じてきました」と笑顔で語り、「毎日この現場を楽しみに生きていました。本当にありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。
同日、永瀬は教授に反抗する大学教室で長いセリフを一気に教師へ投げかける難関のシーンを撮影し、最後は息を荒げて人込みを駆け抜けるシーンで撮影を終えた。オールアップした永瀬は「刺激的な毎日で、皆さまのおかげで充実した撮影期間だったと思います」と、まずはスタッフキャストに感謝を。
さらに「(柄本)佑さん、(池田)エライザさんと共演させて頂いたことでとても刺激を受けましたし、二宮監督が丁寧に色んなことを教えてくださったので、改めてこの1ヶ月間たくさんの方々に支えていただいたことを実感しました。キラキラ、キュンキュンでもないダークな世界観で、撮影方法や美術も見たことない作品に仕上がると思うので楽しみです」と手応えを示す。
撮影を終えて、安堵の表情を見せたのは二宮監督。「この作品の準備をしているときに新しい力だったり、いろんな人に集まっていただいて今までにない映画作りをしようという気持ちをプロデューサーと語り合って進めたことがあって。いろんな形で今日までたどり着きましたが、いま僕は撮影現場を見ていて本当にそういう映画ができるなと確信しております」と自信を見せた。
“私”が、謎の男“黒服”と運命的に出会ってしまったことから、“真夜中乙女戦争”という名の“東京破壊計画”に巻き込まれていくまでの成長と恋愛、そして内なる戦争をスリリングでサスペンスフルに描く本作。かつてない青春の物語となるであろう「真夜中乙女戦争」に、さらに期待が高まる。
作品情報
「真夜中乙女戦争」
来冬劇場公開
出演:永瀬 廉(King & Prince)
池田エライザ、柄本 佑
原作:F「真夜中乙女戦争」(KADOKAWA刊)
脚本・監督:二宮 健
配給:KADOKAWA
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/mayonakaotomesenso/
©2021「真夜中乙女戦争」製作委員会