映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」の満員御礼舞台挨拶が6月30日(水)に都内で開催され、主演を務める岡田准一、木村文乃、平手友梨奈が登壇した。
2019年の公開時、累計130万人以上を動員する大ヒットを記録した映画「ザ・ファブル」。その度肝を抜くアクション、キャスト、ハッピーな笑い、ストーリーすべてをバージョンアップした新作が「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」だ。
今回は岡田准一が主演を務めるだけでなく、ファイトコレオグラファーとしても参加しており、より攻めたアクションを楽しめる作品に仕上がっている。そんな本作の満員御礼舞台挨拶には主役のファブルを演じる岡田に加えて、ファブルの相棒ヨウコ役の木村文乃、ヒロイン・ヒナコ役の平手友梨奈が登壇。
まず、岡田が平手が前髪を切ったこと、20歳の誕生日を迎えてシャンパンを飲んだことを意気揚々と報告し、平手は「本当に止めてください」と照れ笑い。初日舞台挨拶の際も「平手さんに“お父さん”と呼ばれている」と明かしていた岡田だったが、今回も序盤から親子のようなほほえましい空気を漂わせる。
なお、本作は6月18日に公開以降、週末興行ランキングでは2週連続1位を獲得。リピーターも多いということから「もう一度見るなら次はここに注目してほしい」部分を聞かれた岡田は、「僕が目出し帽(マスク)をかぶっているシーンは、自分で全部キュー出しをしているんです」と明かす。
「顔が見えない分、僕が“せーの!”とか“今!”って声を出すタイミングで落としてもらったり…ということをしているので、もしかしたら口元が動いているシーンがあるかも」と撮影時のエピソードを披露。木村は「私がサンタのコスプレをして酔い潰れているシーン」、平手は「山の中の最後のクライマックスシーン」とそれぞれ回答した。
また、本作は岡田演じるファブルが訳あり少女を救出する物語ということから、事前に来場者から募集した悩みについて登壇者が“救出”するコーナーへ。まず「究極に緊張してしまった時の解消法やリラックス法を教えて欲しい」という悩みに、木村は「私は周りに話しかけたり、笑えるようなイジりをしてみたり…」と回答。
対して、岡田は「自分は緊張しているのではなく“興奮している”と思うと、緊張ではなく“興奮”に脳のスイッチが変わるらしい」と。「なので“私は興奮している!”と呪文をかけることが大事」とユニークなアドバイスを送っていた。
続けて「自分の将来について迷っている」という悩みに、「私もまだ決められていなくて、同じように悩んでいるんです」とうなずいたのは平手だ。いっぽう、岡田も「悩みながら進んでいくのが当たり前じゃないかな。きっと僕らもずっと悩んでる」と。
司会の青木源太アナウンサーから、V6に選ばれた時は悩んだかと聞かれると「だいぶ昔だからあんまり覚えてないけど」と笑いながらも、「本当にラッキーですよね。『ユー、V6だよ』と選んでもらって、こうして25年も活動させてもらって」と思いを語る。
「そこから後付けだけど、色々なことに触れて“ああなりたい、こうなりたい”っていうものを見つけられた。最初は流れでも、いつか何か見つけたいと思う気持ちが大事じゃないかな」と、自らの経験に基づく言葉を投げかけた。
最後は、岡田が「この映画は、“日本でもこういうアクションできるんだ!”と思ってもらえる作品を目指して作りました。動けるうちにもっとアクションをやっていきたいなと思っているので(笑)、機会があったらぜひ見てください」とメッセージを。それに続いて3人による鏡開きが華々しく行われ、舞台挨拶は締めくくられた。
作品情報
「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」
全国公開中
出演:岡田准一
木村文乃 平手友梨奈 安藤政信
黒瀬純 好井まさお 橋本マナミ 宮川大輔
山本美月 佐藤二朗 井之脇海 安田顕 佐藤浩市
堤真一
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤンマガKC」刊)
監督:江口カン
企画・製作:松竹×日本テレビ
配給:松竹
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