昨年9月に映画化が発表された映画「今はちょっと、ついてないだけ」(2022年春公開)に玉山鉄二、深川麻衣が出演することが明らかになった。
伊吹有喜の同名小説が原作。監督・脚本は「流れ星が消えないうちに」(15)、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」(18)などで注目される柴山健次が務める。撮影は千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市の製作協力により9月にスタートする。
物語の舞台となるのは、がむしゃらに働いて挫折をした人々が集まってきたシェアハウス。かつてスターカメラマンだった主人公・立花浩樹を玉山、立花が住むシェアハウスの先輩住人・瀬戸寛子を深川が演じる。
<ストーリー>
かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で、一躍脚光を浴びた「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹(玉山)。バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長に背負わされた借金を返すためだけに生きてきた。必死に働き、完済し、気付けば40代に。夢も恋も何もかも諦めた日々を過ごすだけのある日、母親の友人から写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、撮影を通して、忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと、上京して、住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まっていた。住人たちと過ごす時間の中で、「心より欲しているものは何か」を見つめなおそうとする。
玉山鉄二 コメント
「やれば出来る」「努力すれば必ず夢はかなう」大人たちに教わったこの言葉で、苦しんだ人たちは少なからずいると思います。なぜ「今はちょっと、ついてないだけ」と言ってくれなかったのかと。人生に惰性や楽観を生み出せる事も人間の強さ。今、こういう社会だからこそ、セカンドチャンス、人生の敗者復活戦があっても良いと思います。観ていただいた方々から「少し肩の荷がおりた」と言っていただけるような作品になればと思います。
深川麻衣 コメント
生きていると、誰しも日々いろいろな出来事に直面すると思います。楽しいことばかりではなく、思わず後ろ向きになってしまうことや、もしもあの時に戻れたら…。という後悔を持つことも。この物語は、過去を見て見ぬふりをしたり、無かったことにして前に進むのではなく、本当の意味で今までの自分を受け入れて、人生を歩んでいく勇気をそっと分けてくれるような、そんなあたたかいお話です。皆さまの人生にそっと寄り添えるような映画になりますように。
作品情報
「今はちょっと、ついてないだけ」
2022年春、全国順次ロードショー
監督/脚本:柴山健次「流れ星が消えないうちに」(15)、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」(18)
原作:伊吹有喜「今はちょっと、ついてないだけ」(光文社文庫 刊)
出演:玉山鉄二、深川麻衣 他
配給:ギャガ
オフィシャル・サイト: gaga.ne.jp/ima-tsui
オフィシャル・ツイッター: twitter@ima-tsui
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