公開中の映画「東京リベンジャーズ」大ヒット御礼舞台あいさつが7月29日に行われ、北村匠海、杉野遥亮、磯村勇斗が登壇した。
原作は「週刊少年マガジン」で連載中の、和久井健による漫画「東京卍リベンジャーズ」。3月に累計発行部数1000万部を突破したばかりだが、重版に重版を重ね現在では累計発行部数3200万部を超えた。映画も7月9日の公開から20日間で動員181万人、興行収入24億円を突破。ヒットを記念して主演のタケミチを演じた北村、その親友・アッくんを演じた磯村、ナオトを演じた杉野による舞台あいさつが、全国332の会場をライブビューイングでつないで実施された。
この日の衣装テーマは「夏休みに仲間で“東京リベンジャーズ”を見に行くときのカジュアルコーデ」。デニムにTシャツをインするスタイルを選んだ北村は、衣装のポイントについて「男は黙ってデニム履けというマイルールといいますか(笑)、Tシャツをズボンにインするっていうのを17歳くらいからやっていて、ずーっとダサいと言われきたんです(笑)。でも最近こういうスタイルが少しずつ広まってきているんではないかと!」と10代から貫いてきたスタイルについて力説。
一方、きれいめのシャツスタイルを選んだ杉野は、事前に“仲間と見に行く”という設定が伝わっておらず“デートに行く設定”で衣装を選んでしまったという。「ミスった(笑)。本当は普段は白Tにチノパン、ジーパンとか楽なスタイルなんですけど」と明かした。
「リベンジャーズって黒のイメージがあって」と話す磯村は全身を黒で統一。「ポイントでピンクも入れているのでワイワイ感も入れています。映画見終わって仲間と“よかったなぁ!”っていうスタイルです」と三者三様のファッションを披露した。
本作の大ヒットについて北村は「僕だけではなく撮影に携わったキャスト、スタッフさんも含めて、撮影中からこの作品はものすごい作品になるんじゃないかという確信がありました。自粛とかいろんなことで撮影が止まったり、公開が延期になったりしたんですけど、僕はどこかでずっと必ず撮り切れる自信と、これがたくさんの人に届いて日本を元気にできる自信がありました」と力強くコメント。
杉野は「本当にこのような時期にいろんな方が劇場に足を運んでくださるような作品に自分も携わることができて、すごく良かったなというのが正直な想いですね」と話し、磯村も「何度もリベンジしてこの仲間たちと撮り終えられて良かったなと強く思いますので、うれしいですね」とそれぞれ喜びを語った。
その後、3人に内容は伏せられたままスクリーンに映し出されたのは、本作の主題歌であるSUPER BEAVERの「名前を呼ぶよ」のミュージックビデオ「映画“東京リベンジャーズ”ver.」。この映像は、本作のクランクインからクランクアップまでのメイキング映像を使用したもの。映像を見終えた北村は「いろんなことを思い出しました。撮影ってほんの20秒に1日かけたりとかする世界で、地道に地道に映画って出来上がっていくんですけど、普通の映画を作る過程よりも長かったですし、(撮影の)ストップもあった中で、時代とも皆で戦った現場だったと思います。その結果が出てうれしく思います」と少し涙ぐむ様子を見せながら感想を語った。
北村とSUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太は、プライベートでエンタメについて話す機会があったという。「今世の中を少しでも元気にするにはやっぱりエンタメに生きる僕らのエネルギーがすごく大事だし、その点タケミチというキャラクターは今の世界を照らす人物になってくれるんじゃないかと思いますし、それに僕が出会えたことと、この2人(杉野、磯村)とは20歳くらいからの付き合いですけど、そういう人と出会えたことにあらためてすごく感謝できる映像でした」と熱く語った。
また、北村は「(映像の最後で)言ってましたけど、匂わせとかでも何でもなく、このチームでまた映画作りたいですし、リベンジャーズの続きがあってほしいなと思います」と続編へ思いを明かし、会場からも大きな拍手が巻き起こった。
イベントの最後に磯村は「このご時世に“東京リベンジャーズ”が盛り上がっていることは、一つ希望でもあるのかなと思いますので、応援のほど、よろしくお願いいたします」とあいさつ。杉野も「少しでも日本に活気を与えられる、これを見に来たいと思える作品の一員になれたことを誇りに思っています」と語った。
北村は「僕はこの作品であらためて自分が役者をやる意味を再確認できました。エンターテイメントがストップしかけている中で、こうして皆さんと同じ空気を吸って舞台あいさつを行うことも長らくなかったですし、そうした中で生まれた東京リベンジャーズという作品が、本当にたくさんの方に見ていただけて、面白かったと言ってもらえる作品になっているということを感慨深く思います。いろんなことが起こっている世の中で、僕らができるのはこうした作品を届けることだと思いますので、“東京リベンジャーズ”に力を借りたくなったら、映画館に足を運んでもらえたらと思いますし、楽しく生きてください。僕はどんなに打ちのめされても何度も立ち上がるタケミチの姿にすごく希望を感じました。“東京リベンジャーズ”に出会ったことで皆様の日々が少しでも明るくなっていることを願っています」と熱のこもったあいさつでイベントを締めくくった。
SUPER BEAVER「名前を呼ぶよ」MV ~映画「東京リベンジャーズ」ver.~
映画「東京リベンジャーズ」
公開中
原作:和久井健『東京卍リベンジャーズ』(講談社『週刊少年マガジン』連載中)
監督:英勉 脚本:髙橋泉
出演:北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗/間宮祥太朗/吉沢亮
主題歌:SUPER BEAVER「名前を呼ぶよ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:tokyo-revengers.jp
公式Twitter:@revengers_movie #東京リベンジャーズ
公式Instagram:@revengers_movie
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©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会