柳楽優弥×有村架純×三浦春馬「映画 太陽の子」場面写真公開 随所に詰め込まれた制作陣のこだわり

映画
2021年08月14日
映画 太陽の子(c)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
「映画 太陽の子」©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS/「太陽の子」フィルムパートナーズ

柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が出演する「映画 太陽の子」(公開中)より、戦争のリアリティに迫る場面写真が解禁された。

太平洋戦争末期に存在した「F 研究」と呼ばれる”日本の原爆研究”。その事実を基に、3人の若者たちの青春を描く本作。監督・脚本を務めるのは『青天を衝け』など多くの話題作を手掛ける名手・黒崎博。そして、黒崎監督が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し柳楽、有村、三浦、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加した。

音楽にはアカデミー賞5部門ノミネートの「愛を読むひと」のニコ・ミューリー、サウンドデザインは「アリー/スター誕生」のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加。主題歌は、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治の心にしみるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。

解禁された場面写真には、研究室でにこやかに記念撮影をする研究員の面々、原爆投下後の広島で行った現地調査、荒廃した街並み、瓦礫に埋もれていた一枚の写真などが切り取られている。柳楽演じる修をはじめ、純粋に科学の未来を信じて青春の全てを研究に捧げてきた研究員たちが直面する、想像を絶する風景が浮かび上がってくる。

荒廃した広島の風景は「本物をベースにしてこそ伝えられることがある」と、当時の様子を記録していた写真をVFXを使って映像化。列車で到着した修たちの目に映る、煙やほこりに覆われた風景は、写真から立ち上げたからこその臨場感が迫ってくる。

また、瓦礫に埋もれていた学徒の集合写真は、遺族の了承を得て、本物の写真を複写したものを使用。黒崎監督は「フィクションの映画の中に記録写真という『真実』を取り入れさせてもらうのは、どんな美術装置をつくるよりも強い、人間の気持ちに訴える表現なのではないかと思う」と、こだわりを明かす。

また、巨大なセットに建てられた研究器具は、当時の写真・資料を基に克明に再現。修たちが使用する遠心分離機は、発見された設計図を基に、専門の科学機器メーカーに依頼し、リアルに再現しているという。日本とアメリカのキャストスタッフが描き出したのは紛れもなく、その時代を懸命に生きた若者たちの等身大の姿。リアリティにこだわった描写によって、より一層、観る者を物語へと引き込む。

作品情報

「映画 太陽の子」
全国公開中

出演:柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメア、三浦誠己、宇野祥平、尾上寛之、渡辺大知、葉山奨之、奥野瑛太、土居志央梨
監督・脚本:黒崎博
音楽:ニコ・ミューリー
主題歌:「彼方で」 福山雅治

配給:イオンエンターテイメント

公式HP:https://taiyounoko-movie.jp/

©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS /「太陽の子」フィルムパートナーズ

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