12月9日(木)から全世界独占配信されるNetflix映画「浅草キッド」の主題歌を、桑田佳祐が担当することが決定。ティザー予告映像とティザーアートも公開された。
芸人としてだけではなく、俳優、絵画などその才能は多岐に渡り、映画監督・北野武としては“世界のキタノ”と呼ばれ、まさに日本を代表する“唯一無二の天才”ビートたけし。本作は、彼の原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした日々を描いた物語。監督、脚本は、たけしを敬愛してやまない劇団ひとり。初監督作品「青天の霹靂」(14)に続き、昭和の浅草を舞台に、2度目のタッグとなる大泉洋、そして柳楽優弥を主演に迎えて贈る笑いと涙にあふれる青春映画。
物語の舞台は、昭和40年代の浅草。大学を中退し“お笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、東八郎や萩本欽一ら数々の芸人を育ててきた、深見千三郎(大泉)に弟子入りしたタケシ(柳楽)。お茶の間を席巻した大人気芸人を数々育てながら、自身はテレビに出演することがほぼなかったことから“幻の浅草芸人”と呼ばれた師匠・深見との日々、個性と才能にあふれる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描く。
解禁となったティザー予告映像は、タケシが深見に「(芸は)何ができる?」と聞かれ、「ジャズが好きです!」「やれるのか?」「いや、聞くだけ」「聞いてどうすんだバカヤロー!」とツッコまれるテンポの良いやりとりから始まる。
浅草フランス座のエレベーターボーイをしていたタケシは、深見のコントにほれ込み、人生を懸けて芸人をやっていこうと決意し、弟子入りを志願する。歌手を目指していた踊り子・千春(門脇麦)に「その青春真っただ中みたいな顔、恥ずかしくないの?」とちゃかされるシーンや、頑固で口うるさい深見を支える妻・麻里(鈴木保奈美)から「あの男と四六時中一緒にいんのよ私、どう思う?」と愚痴のようなノロケ話を聞かされてもうれしそうに「師匠を尊敬します!」と答える場面など、夢に向かって走るタケシの姿が映し出される。
さらに、コントでホステスを演じるために過剰な厚化粧を施したタケシに向かって深見は「バカヤロー! 芸人なら芸で笑いを取れ! 笑われるんじゃねぇぞ、笑わせるんだよ」と一喝。深見の芸人としての矜持が伺える印象的なせりふで、天才タケシの芸人魂が芽生える瞬間が切り取られている。
本作を彩る主題歌は、ソロとして4年ぶりのEP(ミニアルバム)の発売が話題となっている桑田の新曲「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」に決定。劇団ひとり監督からの熱烈なオファーを受け、ちょうどこの楽曲を制作中だった桑田が完成前の映像を観賞。深見とタケシの2人に通ずる精神性や時代背景など、楽曲と本作の不思議な近似性に桑田が「楽曲の世界観がより深まったように感じた」と共鳴し、楽曲提供が実現した。エネルギッシュでアップテンポな曲調と歌詞が、挫折を繰り返しながらも人生を懸けて芸人を目指すタケシと重なる。
桑田が歌う主題歌について大泉は「タケシと師匠深見千三郎の切ないストーリーを最後に笑い飛ばすかのように流れる、明るくて、どこか懐かしいメロディがこの作品をとても前向きな、また違う次元に連れて行ってくれる気がしました」とコメント。
柳楽は「今日までに本編を3回見ましたが、3回ともエンディングまで見るくらい『とても好きな曲がまたひとつ増えた!』と感じています。『浅草キッド』の世界観にとても合っていて、高揚感が高まり元気をもらえる曲です。Netflixはエンドロールで次の作品をオススメしたがりますが、ぜひエンドロールも楽しんでください」と語っている。
劇団ひとり監督は「最後に凸と凹がピタリと合わさるような爽快感です。素晴らしい主題歌をありがとうございました。本作のいろいろな思いを一つにまとめていただきました」と感謝を述べている。
同時に解禁となったティザーアートは、パッと気持ちが明るくなるようなイエローに深見とタケシが佇む、シンプルだが目を引くレイアウト。さらに、一度細かく折ったような跡がデザインされどこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気となっている。
大泉洋 コメント
この作品のために作られた曲ではないのに、なぜこの歌はここまでこの作品にハマるのでしょう。いや、ハマるというよりも、この歌は『浅草キッド』そのものを歌っている気さえします。タケシと師匠深見千三郎の切ないストーリーを最後に笑い飛ばすかのように流れる、明るくて、どこか懐かしいメロディがこの作品をとても前向きな、また違う次元に連れて行ってくれる気がしました。
歌詞が見事にこの作品を言い表しているのには流石の一言です。
柳楽優弥 コメント
今日までに本編を3回見ましたが、3回ともエンディングまで見るくらい『とても好きな曲がまたひとつ増えた!』と感じています。『浅草キッド』の世界観にとても合っていて、高揚感が高まり元気をもらえる曲です。
Netflixはエンドロールで次の作品をオススメしたがりますが、ぜひエンドロールも楽しんでください。
劇団ひとり監督 コメント
最後に凸と凹がピタリと合わさるような爽快感です。素晴らしい主題歌をありがとうございました。本作のいろいろな思いを一つにまとめていただきました。
『浅草キッド』ティザー映像
URL:https://www.youtube.com/watch?v=WioibuEe81Y
作品情報
Netflix映画『浅草キッド』
2021年12月9日(木)より全世界独占配信
原作:ビートたけし「浅草キッド」
監督・脚本:劇団ひとり
出演:大泉洋、柳楽優弥
門脇麦、土屋伸之、中島歩、古澤裕介、小牧那凪、大島蓉子
尾上寛之、風間杜夫、鈴木保奈美
主題歌:桑田佳祐「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント)
Netflix作品ページ:https://www.netflix.com/浅草キッド