桜井玲香主演、岡崎紗絵、三戸なつめ共演の映画「シノノメ色の週末」(11月5日(金)公開)の主題歌が、新人・佐藤ミキの「東雲の空」に決定し、予告編も解禁された。
本作は、2019年に乃木坂46を卒業後、女優として活動し、数々の舞台に出演するなど、注目を集めている桜井の初主演映画。監督は「月極オトコトモダチ」で国内外から高い評価を受けた穐山茉由が務める。
取り壊されることが決まった母校・篠の目女子高校の校舎で、在りし日の思い出をたどるために、数年ぶりに集まったシノノメ女子元放送クラブの3人。昔の女子校生活を思い出しながら、互いに現在の不満をぶつけあい、10年前に埋めたタイムカプセルを探すために週末の度に何度も校舎を訪れるようになる。取り壊される校舎と色あせていなかった青春の日々。大人に成り切れない20代女子たちの等身大の物語。
本作の主題歌を、話題の新人・佐藤ミキが担当することが決定した。楽曲は、作詞・高橋久美子、作曲・金澤ダイスケ(フジファブリック)の強力タッグで本作のために書き下ろされた「東雲の空」。佐藤の優しさと強さを併せ持った“シルキーボイス”が映画を切なさと優しさで包み込む。
さらに、予告編も解禁。映像は高校の廊下を美玲(桜井)とまりりん(岡崎紗絵)、アンディ(三戸なつめ)が走り抜けるシーンから始まる。母校の廃校が決まり、10年ぶりに再会した放送クラブの3人。元人気読モの美玲、元地味系のまりりん、ムードメーカーのアンディ。美玲は、久しぶりに会ったまりりんがおしゃれに変貌した姿に「人って変わるんだねぇ」とつぶやく。
昔埋めたタイムカプセルを探し校庭を掘り起こしたり、女子高生時代の制服を教室で着てみたり、楽しい時間が流れる中、「ここに来れば、あの頃に戻れると思ってた」というコピーからトーンが変わる。「大人なんだから、もっとちゃんとした仕事した方がいいと思う」と言うまりりんにショックを受ける美玲。そして「周りは結婚したり、別の仕事始めてる人も多くて」「このままでいいなんて思ってないし」という美玲の本音があふれ出る。
10代の女の子だった自分はまぶしいほど輝いていたのに、今は時間ばかりが過ぎて理想からはまだ程遠い、傷つき、悩み、焦り、何者にもなれない20代の女性たちのモヤモヤが浮き彫りになっていく。そんな中、篠の目女子高校最後の学生・杉野あすか(中井友望)が参加し制服の下にジャージを履いて卓球をしたり、女子の中に一人、まりりんの会社の上司(工藤阿須加)が登場しざわつかせたりと、波乱が起こりそうな、女子校ならではの“あるある”も感じられる予告編。ラスト、主題歌を歌う佐藤の力強く透明感のある歌声が、彼女たちを優しく勇気づける。
本作の特典付きムビチケが9月17日(金)より発売。劇場窓口及びメイジャー通販でのムビチケカードの購入特典は、劇中写真がちりばめられたかわいい「シノノメ特性クリアファイル」。またオンライン券(電子チケット)の購入特典は、美玲、まりりん、アンディそれぞれのキャラクターのスマホ壁紙セットとなっている。
佐藤ミキ コメント
映画「シノノメ色の週末」は、青春時代に自分のやりたかったこと、好きだったものを思い出させてくれるすてきな作品です。
自分にとって本当に大事なものはなにか、フジファブリックの金澤ダイスケさん、高橋久美子さんが愛情込めて作ってくださったこの楽曲を、私も想いを込めて歌わせていただきました。
主題歌「東雲の空」がこの映画に寄り添い、皆様の背中をそっと押してくれるような楽曲になりますように。
金澤ダイスケ(フジファブリック)コメント
誰しもが持つノスタルジーに寄り添えられるような、そんな曲になればと思い曲を書きました。
遠く離れた人や近くにいる人、思い出や記憶も然り、自分との「距離」を意識せずにはいられない、そんな時代の中で自然に作る事ができた曲なのかなと思います。
制作過程もスムーズで、こちらからのリクエストをすぐに何十倍にもしてくれたところは流石の一言です。
曲の世界に、等身大で主人公になれる存在でありながら、強さも弱さも恐れずに歌える佐藤ミキさん、素晴らしいです。「東雲の空」たくさんの人の元へ届いてほしい曲です。
高橋久美子(作家・作詞家)コメント
きっと誰もが身に覚えのある痛みだなと思いました。
当時の肌感覚と少しの希望を自分に言い聞かせるように紡いでいきました。
美しい楽曲と、佐藤ミキさんの切なく強い歌声、そして映画の彼女らに導かれた歌詞です。
見終わったあと、さらに余韻を広げてくれたらいいなと思います。
桜井玲香 コメント
誰もが経験している青春の輝きや痛みが、優しくリアルに描かれた作品です。
すてきな音楽が作品の世界観を表現してくれていて、より甘酸っぱさが増しました!
ぜひ、たくさんの方に劇場で体感して頂きたいです。
穐山茉由監督 コメント
最初に「東雲の空」を聴いた時、佐藤ミキさんの繊細だけど芯のある歌声や、歌詞の内容などが主人公の美玲の気持ちを表しているようで、映画と地続きにある世界を感じてとても感動したのを覚えています。
映画を見てから聴くとまた違った景色が見えるのではないかと思うので、ぜひ映画と一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。
「シノノメ色の週末」予告編
作品情報
「シノノメ色の週末」
2021年11月5日(金)公開
出演:桜井玲香、岡崎紗絵、三戸なつめ/中井友望、山田キヌヲ/工藤阿須加
監督・脚本:穐山茉由
制作プロダクション:ダブ
配給:イオンエンターテイメント
©2021「シノノメ色の週末」製作委員会
公式サイト:shinonome-weekend.com