ニコラス・ケイジが主演を務め、園子温監督のハリウッドデビュー作となる映画「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」(10月8日(金)公開)より、本編映像が解禁。ニコラスからのコメントも到着した。
本作は、園子温とニコラス・ケイジという2つの才能の奇跡的な融合から生まれた痛快エンターテインメント。舞台は架空の未来都市・サムライタウン。悪名高き銀行強盗・ヒーロー(ニコラス・ケイジ)は、街を牛耳る悪徳支配者・ガバナー(ビル・ モーズリー)の元から逃げ出したバーニス(ソフィア・ブテラ)を連れ戻しに向かうよう命令を受ける。いったんはその命令を拒むが、制限時間を超えると爆発するスーツを無理やり装着され、ゴーストタウンまでバーニスを追うことになる。
ニコラスの脇を支えるハリウッド俳優にソフィア・ブテラ、ビル・モーズリー、ニック・カサヴェテス。そして日本からはアクション映画で活躍するTAK∴(坂口拓)に加え、渡辺哲、潤浩(ゆんほ)らが参加した。
解禁された本編映像は、ニコラス演じるヒーローが、悪徳支配者ガバナーの孫娘、バーニスを連れ戻すため、サムライタウンからゴーストランドへ出発するシーンから始まる。時限爆弾付きの革のスーツに身を包み、トヨタ「セリカ」に乗り込み、エンジンをかける。かつて「60セカンズ」をはじめ、数々の名車でカーチェイスを見せてきたニコラスが、本作でもその腕を見せつけるかのようにスピンをかけ、サムライタウンの住民が息をのむ。
いよいよニコラスのカーアクションが…と期待がかかるその瞬間、おもむろに車から降り、小走りで“ママチャリ”にまたがり必死にこぎ始める。時間制限があるにもかかわらず、ママチャリで無事にゴーストランドにたどり着けるのか。そして決められた時間内にバーニスを連れ戻すことができるのか。
荷物や子供を乗せるためのキャリー(カゴなど)がついた日本特有の自転車として海外でも知られているママチャリ。このシーンについて園監督は「どうしてもニコラスをママチャリに乗せたかった」と思い入れのある大事なシーンだったと明かした。
そんな園監督の思いを充分にくんだニコラスは「園さんは、こちらが疑問を持ったりしない監督たちの一人だよ。ただ、こういう方向に行ってくれと彼が言うところに行くだけだ。だから僕はそうしたんだ。でも、僕は自転車に乗っていて、少し間抜けな気がした。でも、完成した映画を観た時、それはとても素晴らしいと思ったよ。素晴らしい選択だったと思った。園さんが僕にそうするようにと言ってくれたことに感謝しているよ」と語っている。
また「僕はただ『オッケー。あなたが僕に自転車に乗ってほしいなら、僕は自転車に乗る。僕はベルを鳴らすことだってやるよ!』って言ったんだ(笑)。彼が僕にやってほしいことはどんなことでも僕はやった。だから、僕はこの映画を作ったんだ。彼の頭の中に、彼のビジョンの中に入って、彼の世界を歩くためにね。それはとてもスペシャルで、ユニークで、芸術的な想像の世界なんだよ」と語るとおり、園監督に全幅の信頼を寄せて撮影をやり遂げ、ハリウッドスターとしてプロフェッショナルな一面を披露している。
「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」本編映像
作品情報
「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」
2021年10月8日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
監督:園子温
キャスト:ニコラス・ケイジ、ソフィア・ブテラ
配給:ビターズ・エンド
公式ツイッター:@POTG_movie
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