11月12日(金)公開の映画「愛のまなざしを」より、予告編と新たな場面写真が解禁。さらに本作で映画デビューを飾る藤原大祐のコメントが到着した。
本作は、強烈な自我を持つ女性を軸に、狂気ともいえる愛を描いてきた鬼才・万田邦敏監督が「UNloved」「接吻」に続き、共同脚本・万田珠実と3度目のタッグを組んだ愛の3部作最終章。「愛」の本質を見つめ、人間の性とエゴをあぶりだした愛憎サスペンスが誕生した。
亡くなった妻にとらわれ、夜ごと精神安定剤を服用する精神科医・貴志(仲村トオル)の元に、モラハラの恋人に連れられ患者としてやってきた綾子(杉野希妃)。恋人との関係に疲弊し、肉親の愛に飢えていた彼女は、貴志の寄り添った診察に救われたことで、彼に愛を求め始める。
妻(中村ゆり)の死に罪悪感を抱き、心を閉ざしてきた貴志は、綾子の救済者となることで、自らも救われ、その愛に溺れていく。しかし、二人のはぐくむ愛は執着と嫉妬にまみれ始め、貴志の息子・祐樹(藤原)や義父母との関係、そしてクリニックの診察にまで影響が及んでいく。
そんな頃、義弟・茂(斎藤工)から綾子の過去について知らされ、さらに妻の秘密までも知ることとなり、貴志は激しく動揺。自身の人生がぶれぬよう、こらえてきた貴志のなかで大きく何かが崩れていく。
公開に先立ち、予告編、追加場面写真及び、藤原のコメントが到着。2019年7月29日に、本作の貴志の息子・祐樹役で人生初めてのオーディションを受け、初めてカメラの前で演技をしたという藤原。10月5日に18歳の誕生日を迎えた現役高校生の藤原は「人生初めてのオーディションでつかんだ役で人生初めての現場ということで、「『愛のまなざしを』は初めて尽くしの作品です。役作り、お芝居、カメラの前に立つ、全てのことが新鮮で魅力的に感じたのを覚えています」と振り返る。
撮影当時、高校1年生だった藤原。本作の内容について「僕には明確に理解することはできていませんでしたが、漠然と大人の作品だと理解をして挑んでいました。全てのことにおいて右も左も分かっていなかったので、自分の中で解決しようとするのはやめて、現場に身を委ねていました」と明かす。そんな現場の中で「そんな僕を優しく包み込んでくださった大先輩のキャストの皆様と温かい現場のおかげで役者としての自覚を持つことができた作品だったので、僕にとってすごく大切な作品の一つです」と思いを語っている。
藤原大祐 コメント
人生初めてのオーディションでつかんだ役で人生初めての現場ということで、「愛のまなざしを」は初めて尽くしの作品です。役作り、お芝居、カメラの前に立つ、全てのことが新鮮で魅力的に感じたのを覚えています。作品の内容は当時高校1年生だった僕には明確に理解することはできていませんでしたが、漠然と大人の作品だと理解をして挑んでいました。全てのことにおいて右も左も分かっていなかったので、自分の中で解決しようとするのはやめて、現場に身を委ねていました。そんな僕を優しく包み込んでくださった大先輩のキャストの皆様と温かい現場のおかげで役者としての自覚を持つことができた作品だったので、僕にとってすごく大切な作品の一つです。
撮影をしたのは2年ほど前だったので、正直自分のお芝居がどうなっているのか非常に不安だったのですが、完成した作品で、うまい下手ではなく、初めての芝居に対してがむしゃらにぶつかっている当時の僕を見ることができたので、不思議と過去の自分に刺激をもらってもっと頑張ろうと思えました。作品全体としては、光の見えないトンネルの中に迷い込んでいくような内容なので、笑えるような作品ではないのですが、見てくださる方も一緒に生暖かいトンネルの中に入ってその気持ち悪さを楽しんでいただきたいです。
「愛のまなざしを」予告編
作品情報
「愛のまなざしを」
2021年11月12日(金)公開
公式HP:aimana-movie.com
Twitter:aimana_movie
©Love Mooning Film Partners