11月5日(金)に公開されるマーベル・スタジオ最新作映画「エターナルズ」の日本版声優陣が発表された。
さまざまな脅威に対抗してきたアイアンマンやキャプテン・アメリカら最強のヒーローチーム”アベンジャーズ”に次ぐ、新たなヒーローチーム”エターナルズ”は、地球上に存在する全てを超越した存在。7000年もの間、人類を静かに見守り、文明の進化を陰で支えてきた10人の守護者は、今はそれぞれが世界各地で現代社会の中で静かに暮らしている。「アベンジャーズ/エンドゲーム」(19)のその後、アベンジャーズがいなくなった地球に、あの最凶最悪の敵・サノスをも超える宇宙的規模の脅威が人類に迫る。
壮大スケールで描かれる本作のキャストには、10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「クレイジー・リッチ!」(18)のジェンマ・チャン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデンとキット・ハリントン、「新感染 ファイナル・エクスプレス」(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結する。
メガホンを取るのは、「ノマドランド」(21)でアジア系女性として米アカデミー賞で初の監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督。日本のマンガをきっかけにかつては漫画家を志しており、日本文化をこよなく愛すことでも知られている。クロエ監督は「監督として映画を作っているわけではない。ファンとして作っているの」とコメントするほどマーベル愛にあふれている。
7000年にも及び歴史の裏で人類を見守ってきた守護者・エターナルズら主要キャラクターの日本版声優陣が決定。エターナルズの中心メンバー・セルシ(ジェンマ・チャン)の吹き替えを担当するのは恒松あゆみ。現在は博物館の学芸員として働き、人間の男性(デイン)と交際中、という、エターナルズの中でも特に人類に対して深い愛情を持っているメンバー。恒松は、セシルについて「思っていたヒーロー像と全然違う!!」とコメントを寄せている。
エターナルズ最強の戦士・イカリス(リチャード・マッデン)役には川田紳司。数世紀にわたってセルシと恋人関係にあった彼は、メンバーの誰よりも責任感が強く、地球へ迫った脅威を対処するために、各地に散らばったエターナルズ再集結のために行動する。イカリスを演じるリチャード・マッデンが出演した大ヒット海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や映画「ロケットマン」(19)などでも、吹き替えを担当している川田は「興奮と共に強い責任を感じています」と役柄とリンクするような責任感を感じているという。
さらに、不愛想で人類の危機に興味のないセナ(アンジェリーナ・ジョリー)役を深見梨加、今はインド映画界“ボリウッド”で大スターとして生活するキンゴ(クメイル・ナンジアニ)役を杉田智和、少女のような見た目のために人間たちから“子供扱い”される事に不満を持っているスプライト(リア・マクヒュー)役を金子睦が担当。
そして、平穏な暮らしを望むファストス(ブライアン・タイリー・ヘンリー)役を後藤光祐、人類との関わりに疑問を持ち数千年もエターナルズとの交流を避け続けるドルイグ(バリー・コーガン)役を内山昂輝、逆に最も優しくチームの良心的存在・ギルガメッシュ(マ・ドンソク)役を稲田徹、そして太古の時代から現代に至るまで常に地球と人類を見守りエターナルズを導いてきたチームの精神的支柱・エイジャック(サルマ・ハエック)役を戸田恵子が務める。
地球滅亡まで彼らに残された時間はわずか7日間。世界中に散らばったエターナルズは結束し、人類を守ることができるのか。
恒松あゆみ コメント
『思っていたヒーロー像と全然違う!!』というのが、セルシの第一印象です。物理的な強さではなく、内に秘めた強さを持つセルシ。彼女の考え方には共感できる部分が多く、すんなりと受け入れることができました。エターナルズがどのようにして人類滅亡の危機に立ち向かっていくのか…。その戦いを見守っていただけたらうれしいです。
川田紳司 コメント
いちファンとしてずっと観てきたMCU作品に、まさか自分が参加することができるとは! 興奮と共に強い責任を感じています。日本語吹替版をより多く方々に楽しんでもらえるように、全力で臨みたいと思います。
深見梨加 コメント
この作品にこの役で参加できることにワクワクしています! いつもの強い女性とはひと味違う一面も演じられて新鮮でした。作品のエネルギーに飲み込まれないように私もパワー全開で臨んだので、それが伝われば幸いです。
戸田恵子 コメント
驚いたのは監督がクロエ・ジャオ監督、女性監督であること。「ノマドランド」では快挙でした。注目してる方の作品に携われて光栄です! 私が吹き替えたエイジャック役のサルマ・ハエックさんもとてもすてきな女優さんでした。コミックでは男性だったキャラだと聞いてます。納得。笑。「エターナルズ」ご期待ください。
杉田智和 コメント
物事の捉え方について板挟みになった時、彼の道化のようでスマートな立ち振る舞いは見る者を安心させます。生きる事に必要な寛大さとユーモア、何より信頼を裏切らない事を作品から学びました。キンゴとこれからも共に永遠を歩んでいきたいです。
金子睦 コメント
今回私が演じたスプライトという子は、唯一見た目が子供のエターナルズです。アクションだけではなく、能力を使いたくさんの人を笑顔にできるヒーローです。そんな彼女にも注目して見ていただけたらと思います。
後藤光祐 コメント
「エンドゲーム」を映画館で観た帰り道「失恋したけど淡い期待」みたいな想いでした。淡い期待は2年後に濃い現実になり、ファストス役への愛情で満たされました。【僕がファストスの声だ!】
内山昂輝 コメント
たくさんの方が待ち望んでいらっしゃるMCUの新作に吹替版キャストとして参加できたこと、大変光栄です。素晴らしい録音環境でじっくりと丁寧に収録していただいたので、自分のベストが表現できたと思います。
稲田徹 コメント
「アイアンマン2」以降は劇場で全て鑑賞してきた自分にとってMARVEL作品に関わる事は夢であり、声優としての目標でした。しかも大好きな俳優が演じるヒーローに声をあてられるなんて、この上ない幸せです!
花輪英司 コメント
他のMCU作品と同じく、派手で壮大なアクションがある中にも映像のひとつひとつに静かな余韻があり、エターナルズというタイトルのようにその世界にじっくりと浸れる映画です。皆さんにもぜひ、この世界にひたひたになっていただきたく思います。
「エターナルズ」予告
https://youtu.be/n8GynADN_l4
作品情報
「エターナルズ」
11月5日(金)全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2021