公開中の映画「護られなかった者たちへ」より、本編映像が解禁された。
「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の傑作小説を映画化した本作は、東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く、感動のヒューマン・ミステリー。連続殺人事件の捜査線上に浮上する主人公・利根を佐藤健、利根を追う刑事・笘篠を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人らが集結した。
震災から10年目の仙台で発生した、連続“餓死”殺人事件。容疑者として捜査線上に浮上したのは、別の事件の刑期を終え、出所してきたばかりの利根という男。刑事の笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか。利根の過去に何があったのか。やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。
解禁されたのは、利根(佐藤)と、利根が避難所で出会う遠島けい(倍賞)、そして小学生のカンちゃん(石井心咲)が食卓を囲む心温まる本編映像。避難所よりも、自分の家が一番落ち着くと、被災した自宅で過ごすようになっていたけい。カンちゃんに誘われて、けいの自宅へ足を運んだ利根は、けいとカンちゃんが用意したうどんを勢いよく頬張り、おなかをすかせていた様子がうかがえる。
けいは利根の身辺について話を聞くが、友人もいない、職場も津波で流されたという返答。そんな利根に「笑顔でいなさい。そしたら、人はあなたにもっと優しくしてくれるから」と優しく語りかける。身寄りのない3人が、家族のように肩を寄せ合うように生きていく始まりの場面だ。3人の絆は徐々に強くなっていき、そして、9年後の連続殺人事件へとつながっていく。
利根がうどんをかきこむシーンは、何度もテイクが重ねられた。完成披露試写会では、倍賞がこのシーンでの佐藤の食べっぷりを明らかにしており、なんと約10杯も平らげたという。さらにSNSでは、佐藤の箸の持ち方に注目する声も上がっており、指先・箸の持ち方にまで役が宿るその細かい演出、そして佐藤の役作りが話題となっている。
「護られなかった者たちへ」心温まるシーン解禁
作品情報
「護られなかった者たちへ」
公開中
出演:佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都、永山瑛太、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子
配給:松竹
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/mamorare/
©2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会