2022年春に公開される映画「余命10年」より、W主演を務める小松菜奈と坂口健太郎のメイキング写真が解禁された。
2017年の発売以来、恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在50万部を突破している「余命10年」(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作を「新聞記者」(19)(第43回日本アカデミー賞6部門受賞)、「ヤクザと家族 The Family」(21)の藤井道人監督が映画化。脚本は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(17)、「雪の華」(19)など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの大ヒット感動作を世に放ってきた岡田惠和、渡邉真子が担当する。
このたび、小説の文庫化を待たずして亡くなった著者の遺した想いを引き継いだ小松と坂口に寄り添って演出をする藤井監督と、四季の移り変わりとともに約1年をかけた撮影に臨む二人の姿を収めたメイキング写真が解禁となった。
本作は、数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知り、生きることに執着しないために恋はしないと心に決めた高林茉莉と、生きる意味を見失い自暴自棄になった真部和人が出会うことから物語は大きく展開していく。
自らの運命と懸命に向き合いながら、茉莉として10年という時間を全身全霊で生き切ったのは小松。茉莉と恋に落ち、その運命を大きく変えていく和人を演じたのが坂口。二人の初共演が実現した背景には「小松さんと坂口君のコンビを単純に観客として見てみたかった」と藤井監督たっての希望があったという。
藤井監督はW主演を務めた小松と坂口について「小松さんは言葉がなくても、物悲しさやうれしさだったり、立っているだけで感情が伝わる俳優さんだなってずっと思っていて、いつかご一緒したいと思っていましたね。坂口君は顔がタイプだったんですよ(笑)。彼の柔らかさって、自分が描きたい作品のトーンにすごく合っていて、都会に漂っている一人の青年みたいな弱さというか、儚さがちゃんと感じられたんです」と印象を語り、本作の世界観を作り出す上で二人の存在が重要な要素であったことを明かしている。
作品情報
「余命10年」
2022年春 公開予定
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫 NEO 刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和、渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎
音楽:RADWIMPS
配給:ワーナー・ブラザース映画
映画公式ツイッター:@yomei10movie #余命10年
映画公式サイト:yomei10-movie.jp
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