田中みな実、市川実和子も驚く美容法を伝授「お風呂上がりにしばらく裸で過ごす」

映画
2021年11月22日
© 2021 日活
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公開中の映画「ずっと独身でいるつもり?」の公開記念舞台あいさつが行われ、主演の田中みな実、市川実和子、松村沙友理、徳永えりが登壇した。

本作は、現代を生き抜く女性の抱える不安、寂しさ、希望を丁寧に描いたおかざき真里の同名漫画を映画化。本作が映画初主演となる田中は、やりがいある仕事や暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性を等身大で演じている。

まずは田中が「見ていただいたお客様ですよね? いかがだったでしょうか?」と笑顔で問いかけると、会場からは大きな拍手が送られた。そして「実際に映画を見ていただいたお客様と対面するのは初めてなので、ちょっと違う緊張感で今、ここに立っています。楽しんでいただけたようで、本当によかったです、ありがとうございます」と感謝を述べた。

そして登壇者のあいさつが終わると、今回、体調不良のため欠席となったふくだももこ監督から手紙が到着。「この映画があなたやあなたの隣にいる誰かの心に届きますように」と、このご時世に映画が公開することを「奇跡」としつつ、喜びが語られた。

映画が公開された今の心境を聞かれた田中は、「1か月前に完成披露試写会をやらせていただきましたが、そのときとはまた違う高揚感と言いますか、緊張感がある中で、今日この日を迎えました。昨日、いつも行っているお魚屋さんで『公開おめでとうございます』と言われたりして。こんなに皆さん(映画公開を)知ってくださっているんだなということがとてもうれしくて。しかも今日はこんな朝早い時間にもかかわらず満席で見ていただけたことをすごく幸せに思います」と感激の様子。

ここで映画のタイトルにちなみ、「ずっと続けていること、ずっとやめられないことは?」という質問が。田中は「領収書の整理をその日のうちにすること」と回答。さらに「ためてしまうと大変だから毎日仕分けするようにしています」と説明し、「毎日やらないと気が済まなくなっていて、整理しやすくするために(領収書をためないように)お財布を小さくしたりしています」とやめられない理由と続けるコツを明かした。

「領収証どうしてる?」と聞かれた松村は「たまってます」と苦笑い。市川も「私は(領収書の整理も含めて)“いつかやる”といってやらないのがやめられないです」と続いた。徳永は「お財布の話が目からウロコでした。大きい長財布を使っているので、すぐにやめます」と宣言した。

「整頓上手ですね」という市川の言葉に、田中は「なんでもしまう癖があります。何も出しっぱなしにしないので、うちは何もないです」と。市川はそんな田中の言葉を聞きながら「自分とは全く違う、真逆だと思いました」とコメントした。

そんな市川だが「唯一続けられていることがモデル業です。限界までいきたいなと最近思うようになりました」と語り、頑張るために体重計を買って、“体作りをしたいと思っている”と宣言。

市川から「ズボラでも続けられる美容法を教えて」とリクエストされると、田中は「お風呂上がりにしばらく裸で過ごし、クリームとかをたっぷりと塗り込むこと」と回答。市川が「裸でいて寒くないんですか?」と驚くと、田中は「部屋を加湿するのがおすすめです」と、しっかりと美容のコツを伝えた。

一方、睡眠がやめられないという松村は「お休みの日は20時間くらい寝ています」と告白。「いくらでも寝られる」という松村に、市川は「そのうち寝られなくなるから大丈夫」とほほ笑んだ。しかし松村は「そう思ったのですが、母は今でもよく寝られるそうなので、もしかしたら遺伝かもしれません。一生寝れちゃうかも(体質なの)かも」とおどけた表情を見せた。

「寝ることは肌にいいって言いますよね?」とMCがフォローすると、田中は「(美容に良いのは)適度な睡眠ですよね(笑)。7時間とかよく言いますけれど」とコメントし、「おなかすいたりしないの?」と質問すると、松村は「まったくすかないです」とケロッとして笑わせた。

変顔がやめられないという徳永は「すぐふざけちゃうんです。舞台あいさつや撮影のときはちゃんとしているのですが、カットがかかると変顔をしたくなるんです。張り詰めた空気が面白くなってすぐ変な顔をして、写真とかもすごくふざけてしまうので、マネージャーさんにも“こういう写真は使えない”って怒られることもよくあります」と笑顔。田中が「今、(変顔)していいですよ」と促すと、徳永は「そう言われると思ったのですが(笑)、今はこのモードでちゃんとしたままでいかせてください」とかわした。

そして、イベントにはサプライズで原作者のおかざき真里からの手紙とキャスト似顔絵イラストが寄せられた。田中は「原作があるものは原作の先生が(映画を見て)どう思われるのか、というのが演じる側としてはとても気になるものなので、おかざき先生のメッセージを聞いてホッとしています」と安堵の様子。

さらに、イラストを描いてもらったことはほとんどないという田中は「持って帰って、家宝にします!」と喜びを爆発させた。また、松村も「先生の他の作品も大好きなので、続編期待しちゃうぞという気持ちです」と話し、「今日も、スパイシーピンクちゃんで来ました」とイラストと衣装のリンクについても触れた。

最後に田中は「この映画は、結婚している、していない、子供を産むとか産まないとか、そういうことにとらわれず、周りに何を言われようとも、自分が信じたまま、たくましく生きていこうという作品になっています。そんなことを感じながら楽しんでいただきたいです」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

ふくだももこ監督 メッセージ

このご時世に無事、映画が公開されること、奇跡みたいなんてよく言いますが、本当に奇跡なんです。
どうかこの映画が、あなたや、あなたの隣にいる誰かの心に届きますように。
観終わった後、新宿の街を風のように、かろやかに歩くあなたの姿を想像しながら“一緒に生きていこうね”と、エールをおくります。
PS.もしベビーカーで困っている人がいたら、まみのように迷わず「手伝いますよ」と声をかけてください。
そうやって世界は、少しずつ良い方向に変わっていくと信じています。

おかざき真里 手紙(全文)

このたびは素敵な映画に仕上げていただき誠にありがとうございます。
ご覧になったみなさんの背中をそっと押してくれるような、少し勇気が出るような、そんな気持ちになってくれると嬉しいです。

田中みな実さま
主演が決まった時、私はもちろんですが大学生の娘が「すごい!」ととてもはしゃいでいました。柔らかい空気をまといつつ、凛とした背中を広い世代に見せていただける存在感が素敵すぎました。

市川実和子さま
CUTiEで育った私にとって、憧れの存在でした。そしてその頃からお変わりない輝きがすごい。出演していただき本当に嬉しいです。

松村沙友理さま
原作にはない役ですが、今から漫画を描くならぜひ登場させたいキャラクターでした。今風だけれど難しい役どころ、映画の中で「スパイーシーピンク」な存在、とても素敵でした。

徳永えりさま
子育てをしている身として、鎖骨が砕けるくらいうなづきました。独身もお母さんも同じ人間なのだと、説得力のあるキャラクターをありがとうございます。
みなさま本当にありがとうございました。

イベント情報

「ずっと独身でいるつもり?」公開記念舞台あいさつ
2021年11月20日 (土)新宿バルト9 スクリーン9
登壇者:田中みな実、市川実和子、松村沙友理、徳永えり

作品情報

「ずっと独身でいるつもり?」
公開中

出演:田中みな実 市川実和子 松村沙友理 徳永えり 稲葉友 松澤匠/山口紗弥加/藤井隆/橋爪淳/筒井真理子
原作:おかざき真里(原案:雨宮まみ)「ずっと独身でいるつもり?」(祥伝社フィールコミックス)
監督:ふくだももこ
脚本:坪田文
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
主題歌:にしな「debbie」(WARNER MUSIC JAPAN)

公式サイト:https://zuddoku-movie.com
公式Twitter:@zuddokumovie
公式instagram:@zuddokumovie

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