映画「さがす」佐藤二朗・伊東蒼・清水尋也の不穏かつ不敵なキャラクタービジュアル解禁

映画
2021年12月06日
©2022『さがす』製作委員会
©2022『さがす』製作委員会

佐藤二朗主演、片山慎三監督・脚本の映画「さがす」が、2022年1月21日(金)より公開される。それに先駆け、登場人物のキャラクタービジュアルが解禁され、佐藤とビジュアルを手掛けたpropagandaのコメントが到着した。

本作の監督を務めるのは長編映画監督デビュー作「岬の兄妹」が国内外から高い評価を受けた片山慎三。ディズニープラス スターで配信予定の「ガンニバル」の監督抜擢が発表されるなど、次世代を担う注目の監督だ。

父・原田智を演じるのは、マルチに活躍を続ける佐藤二朗。本作ではユーモラスなパブリック・イメージを封印し、底知れない凄みと可笑しみがせめぎ合う演技で、姿を消した父の苦悩や矛盾を説得力あふれる演技で表現した。

智の娘・楓には今回共演した佐藤をして「天才」と言わしめ、映画「空白」での古田新太の娘役や『おかえりモネ』が話題の伊東蒼。指名手配中の連続殺人犯・山内照巳には「東京リベンジャーズ」など数多くの話題作に出演し、独特の存在感を放ち続ける清水尋也。

自殺志願者・ムクドリを、Netflixドラマ『全裸監督』で注目を浴びた森田望智が務める。片山監督の豪胆かつ緻密な演出のもと、多彩なキャストが織り成す静と動を巧みに表現した演技の応酬が、衝撃的な物語に圧倒的なリアリティを与えていく。

今回解禁されたのは、消えた父・原田智(佐藤)、父をさがす娘・原田楓(伊東)、指名手配中の連続殺人犯・山内照巳(清水)という3人のキャラクタービジュアルだ。「指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」という言葉を残して消えた父・原田智。

そのキャラクタービジュアルでは「指名手配犯をさがす」の文字と共に、智が険しい顔で山内を見つめている。娘と2人つつましく、平凡に生活していた智と連続殺人犯の間に何が起きるのか。本作の驚天動地の物語展開を、否応なしに予感させる構図となっている。

智を懸命にさがす娘・楓のビジュアルでは、「消えた父をさがす」の文字と共に、楓が山内を見据えている。不安と意志の強さが混在した印象的な表情だ。また、智と楓が見つめる目線の先には、いずれも山内の姿が。山内こそが、行方を消した智と楓をつなぐ、重要な役どころであることが見て取れるだろう。

そんな山内単体のキャラクタービジュアルでは、まるで獲物に狙いを定めたかのような不敵な表情を浮かべ、手前にうつる“誰か”を見つめている。「死にたい人をさがす」の文字と相まって、連続殺人犯・山内の持つただならぬ不穏さを体現したビジュアルだ。

デザインを手がけたのは、本作のロゴ、超ティザービジュアル、そしてティザービジュアル、本ビジュアルのデザインを担当してきた韓国気鋭のデザイン会社 propaganda(プロパガンダ)。卓越したセンスにより、これまでSNSを中心に話題を呼んできた。

今回制作されたビジュアルについてpropagandaは「殺人犯・山内の怪しげな視線と、『被害者』たる智と楓のどこかささくれだった『目つき』を切り取ろうと試みました。本プロジェクトでは、言葉や文化の違いを超えて、アイデアやデザインを共有することができ、とても刺激的でした」と述べる。コメント全文は、下記に掲載。

また、主演の佐藤は「どこにでもありうる心で妻を愛し、どこにでもありうる感情で娘を愛す。そんな、どこにでもいる中年男が、立っていられぬような過酷な運命に翻弄される。市井に佇み、どこにでも落ちていそうな、貴方にありうる暗黒と業の深淵を、しかと見届けてほしい」と本作について語った。

propaganda(プロパガンダ)コメント

今回、超ティザー、ティザー、本ビジュアル、キャラクターポスター、そしてロゴとすべてのビジュアルデザインを担当いたしました。
超ティザービジュアルでは、本作の重要なアイテムである「卓球台」の上に同じくキーアイテムである「携帯電話」を印象的に配置し、今にも何かが起こりそうなサスペンスあふれる瞬間を捉えることを意識しました。
ティザービジュアルでは、数百枚にも及ぶ逃亡犯の指名手配チラシと、清水尋也さん演じる「名無し(山内照巳)」の手配チラシ、そしてその前に智と楓を配置しています。犯人はすぐそこにいる。しかし、すぐ見つけることは不可能…。けれども、彼ら犯罪者たちはきっとあと一歩で捕まる。観る者にそんな緊張感を与えることを意識し、デザインしました。
本ビジュアルでは、そんな緊張感を俳優たちの「目」と交差する視線で表現したいと考え、今回解禁するキャラクターポスターでは、殺人犯・山内の怪しげな視線と、「被害者」たる智と楓のどこかささくれだった「目つき」を切り取ろうと試みました。
本プロジェクトでは、言葉や文化の違いを超えて、アイデアやデザインを共有することができ、とても刺激的でした。
近い将来、さらなるコラボレーションの機会があることを楽しみにしています。

作品情報

「さがす」
2022年1月21日(金)テアトル新宿ほか全国公開

配給:アスミック・エース

公式HP:https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/
公式Twitter:@sagasu_movie

©2022『さがす』製作委員会

この記事の写真

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧