柄本佑が愛すべき魔術師を好演 アニメ映画「シチリアを征服したクマ王国の物語」本編映像解禁

映画
2022年01月07日
©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 3 CINÉMA – INDIGO FILM
©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 3 CINÉMA – INDIGO FILM

フランス・イタリア合作アニメーション映画「シチリアを征服したクマ王国の物語」(2022年1月14日(金)公開)より、柄本佑の日本語吹き替えシーンが解禁された。

本作は、“イタリアのカフカ”と呼ばれるディーノ・ブッツァーティが自身で挿絵も手掛けた幻想的な児童⽂学を、「ザ・ニューヨーカー」「COSMOPOLITAN」「ル・モンド」などで活躍するトップイラストレーター、ロレンツォ・マトッティが自身初の長編アニメーション映画として映像化。昨年11月に開催された第8回新千歳空港国際アニメーション映画祭で、長編部門のグランプリを獲得したことでも注目を集めている。

解禁されたのは、日本語吹き替え版で2役を演じ分けた柄本の日本語吹き替えシーン。柄本が演じるデ・アンブロジスは、シチリアの人々に悪政を敷く大公へ星の預言を伝えるとともに魔法を使える魔術師。横暴な大公のために使い尽くしてしまい、残された2回の魔法は自分の余生のために使いたいが、クマ軍団をなんとかしろと大公から責められ、保身のためスパイのように近づく様は、人間の持つずるい一面が現れている。

しかし、息子を探したいという純粋な思いをぶつけてくるレオンスの頼みを断れないお人好しでもあり、どこか憎めない。柄本の演技は、コミカルで人間が持つ多面性を嫌みなく表現し、優柔不断だが優しい、愛すべきキャラクターとなった。

アニメーションのアフレコは2度目という柄本。決まった時間の中に膨大なせりふを詰め込んでいく、実写演技とはまた違うことが要求されるアフレコでも、持ち前の深い洞察力で善と悪が同居する“人間”を、アップテンポで表現。クマと人間、アイデンティティや信念の違うものたちが共生することの難しさや大切さを描いた本作のテーマに奥深さを与えている。

なお、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺では、公開1週目となる1月14日(金)から入場者先着、数量限定でロレンツォ・マトッティ監督が描き下ろしたドローイングのポストカードがプレゼントされることが決定。また、公開2週目となる1月21日(金)、22日(土)、23日(日)の3日間は、フランスのプロバンス地方で生まれた「カンパニードプロバンス マルセイユソープS」を入場者抽選でプレゼント。どちらのキャンペーンもなくなり次第終了となる。

「シチリアを征服したクマ王国の物語」日本語吹替版【柄本佑編】

作品情報

「シチリアを征服したクマ王国の物語」
2022年1月14日(金)新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

公式サイト:kuma-kingdom.com
公式Twitter:@kuma_kingdomJPN

©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 3 CINÉMA – INDIGO FILM

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