阿部寛と北村匠海が親子を演じる映画「とんび」(2022年4月8日(金)公開)の主題歌がゆずの書き下ろし楽曲「風信子」に決定。さらに主題歌を使用した本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁された。
不朽の名作、重松清の「とんび」が初の映画化。監督は「64 -ロクヨン-」「糸」などを手掛ける瀬々敬久が務める。主人公の破天荒ながら愛すべき父・ヤス役に阿部、ヤスの息子・アキラ役に北村という新たな“とんびと鷹”で贈る、いつの世も変わることのない親子の不滅の絆を描く家族の物語。
ヤスの姉貴分でアキラを我が子のようにかわいがる、小料理店「夕なぎ」の女将・たえ子役に薬師丸ひろ子、出版社に勤める編集者でアキラの婚約者・由美役に杏、ヤスの幼なじみで薬師院の跡取り息子・照雲役に安田顕、照雲の妻・幸恵役に大島優子、ヤスの妻でアキラの母・美佐子役に麻生久美子らが集結した。
そんな本作の主題歌が、ゆずの書き下ろし楽曲「風信子(ヒヤシンス)」に決定。ゆずの北川悠仁は「若い頃に思う親への気持ちと、今この年齢になったからこそ分かる親の気持ちみたいなものがあって。それでもやはり、計り知れない思いもたくさんあります。そんな親を思う子の気持ちや、子を思う親の気持ち。さまざまな”愛の形”をイメージしながら楽曲を書き上げました」と本作に込めた思いを明かす。
主演の阿部は「映画のエンドロールにゆずのお二人が作ってくださった『風信子』が流れたとき、自然と穏やかな温かい気持ちに包まれました。子を思う親、親を思う子、普遍的な親子の原風景を描いた『とんび』に、『風信子』というすてきな花を添えていただき、とてもうれしく思っております」とコメントした。
さらに、この主題歌が使用された予告映像も解禁。映像は息子アキラの「父は街の名物男だった」という語りから始まる。幼なじみの照雲からは「ヤスが父親になるんじゃけ、日本も平和になったちゅうこっちゃ」と言われるほど破天荒な父ヤス。
「とんびが鷹を生んだ」と街の人々にはやされるほど愛らしい息子と美佐子と3人で仲むつまじく人生絶頂の幸せにいた家族だったが、突然の悲劇に見舞われる…。子から親へのメッセージを歌ったゆずの伸びやかな歌声にのせ、息子アキラが父ヤスの海より深い愛と、街の人の温かい手で成長する“家族の物語”を描く予告映像となっている。
ゆず・北川悠仁 コメント
◆親子の絆、そして家族の愛を描く本作の主題歌オファーを受けた際の気持ち
『とんび』は原作の小説を読んでいて、とても大好きな作品でした。お話を頂いたときはびっくりしましたが、同時に「この映画に最高に合う楽曲を作りたい」と強く思いました。
◆本作をご覧になった感想
心の芯がとても温かくなり、何度も涙があふれました。不器用だけど深い愛情。たくさんの葛藤やぶつかり合いがありながら、真の愛を確かめ合っていく親子の姿に感動しました。
◆楽曲に込められた思い
僕は既に父が他界しているんですが、若い頃に思う親への気持ちと、今この年齢になったからこそ分かる親の気持ちみたいなものがあって。それでもやはり、計り知れない思いもたくさんあります。そんな親を思う子の気持ちや、子を思う親の気持ち。さまざまな”愛の形”をイメージしながら楽曲を書き上げました。
◆映画公開を待つファンへのメッセージ
きっとこの映画を観終わったとき、多くの方が自分の原風景や親への思い、また子への思いが湧き上がると思います。そのとき皆さんの心に、この「風信子」がそっと寄り添えられればいいなと心から願っています。ゆずとしても、今年開催するコンサートの中でも披露する機会があると思います。ファンの皆さんも、ぜひ楽しみにしていてください。
阿部寛 コメント
映画のエンドロールにゆずのお二人が作ってくださった「風信子」が流れたとき、自然と穏やかな温かい気持ちに包まれました。
子を思う親、親を思う子、普遍的な親子の原風景を描いた『とんび』に、「風信子」というすてきな花を添えていただき、とてもうれしく思っております。
北村匠海 コメント
「ゆず」のお二人に、映画主題歌を担当していただき、うれしいです。
「風信子」には『とんび』に描かれている不器用な愛情、特に父からみる息子への温かさがにじんでいるように感じられました。
そして、ゆずのお二人の声が作品全体を優しく包んでくれているようで、どこまでも飛んでゆくトンビの親子を思いました。