3月4日(金)公開の小松菜奈と坂口健太郎がW主演を務める映画「余命10年」から、バレンタインデー記念として茉莉と和人がありふれた毎日を楽しむ幸せあふれるカップルショットが解禁された。
2017年の発売以来、恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在50万部を突破している「余命10年」(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作を「新聞記者」(2019)(第43回日本アカデミー賞6部門受賞)、「ヤクザと家族 The Family」(2021)の藤井道人監督が映画化。脚本は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(2017)、「雪の華」(2019)など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの大ヒット感動作を世に放ってきた岡田惠和、渡邉真子が担当する。
W主演で初共演を果たす小松と坂口。数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知り、もう恋はしないと誓いながらも和人にひかれていく茉莉を小松が、茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る若者・和人を坂口が演じる。
解禁されたのは、満開の桜の下で茉莉と和人の笑顔あふれる一枚や、夏に手持ち花火を楽しんだり、東京スカイツリーの展望台で撮った2ショット、冬には雪山デートを楽しんでいる2人の自撮り写真など、茉莉と和人の幸せな時間を切り取った場面写真。
劇中で小松と坂口が見せる、ありふれた毎日を楽しむ等身大の姿は約1年間の撮影を通じて徐々に作られており、その時間の中で被写体とカメラの距離にも変化があったのだそう。撮影監督の今村圭佑は「最初の頃はドキュメンタリー風に撮りたいという気持ちもあったので、ちょっと離れたところから客観性を持って撮ろうとしていたんです。でも時間がたつにつれて、カメラが2人に近い方がこの作品に合っているのかなと。小松さんや坂口さんの気持ちが季節ごとに変わっていったように、2人に対する僕たちの距離感も変わっていったと感じています」と振り返る。
藤井監督も「季節の移り変わりによる暑さや寒さ、匂い、体温などとともに、それらが役者陣のお芝居にもたらすものをしっかり捉えたいという思いがありました」と語っており、小松と坂口が茉莉と和人として実際に春夏秋冬を過ごすことで作り上げられたリアルな20代の男女のカップルとしての姿が丁寧に描かれている。
作品情報
「余命10年」
2022年3月4日(金)公開
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫 NEO 刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和、渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理/黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー/松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records/EMI)
配給:ワーナー・ブラザース
映画公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/yomei10-movie/
映画公式Twitter:@yomei10movie
映画公式Instagram:@yomei10movie
この記事の写真
©2022 映画「余命10年」製作委員会