2月11日(金・祝)より公開中の横浜流星主演の映画「嘘喰い」より、本編オープニングシーンがノーカットで公開された。
本作は、迫稔雄によるシリーズ累計880万部突破のギャンブル漫画「嘘喰い」(うそぐい)の映画化。監督は、1998年公開の映画「リング」が社会現象になったジャパニーズホラーの名手・中田秀夫が務める。
主演の横浜流星が演じるのは、通称「嘘喰い」と呼ばれる天才ギャンブラー・斑目貘(まだらめばく)。共演には、横浜演じる貘に偶然出会い人生が一変する青年・梶隆臣を演じる佐野勇斗をはじめ、白石麻衣、本郷奏多、森崎ウィン、櫻井海音、木村了、鶴見辰吾、村上弘明、三浦翔平らが集結する。さらに主題歌はB’zが本作のために書き下ろした「リヴ」に決定した。
公開されたのは、国家をもしのぐ支配力を誇る闇ギャンブル倶楽部「賭郎」の頂点・お屋形様こと切間創一(櫻井海音)との一世一代の大勝負に貘が挑む、本編オープニングシーン。壮大な空撮から始まるオープニングで、1時間以内に飛行機が上空を飛ぶか否かを賭ける“航空機制圧バトル”を提案する貘に、一切表情を崩さずルービックキューブを弄ぶお屋形様。カリカリ梅をかじり、勝利を確信していた貘だったが、賭郎の恐ろしさを知ることになる。巨額の資金が動く裏では、ゲームのためならば人命をもいとわないだまし合いが繰り広げられ、ラストは貘に銃口を向けられる。果たして貘を待ち受ける運命とは…。非情な「嘘喰い」の世界観に一気に引き込まれる映像だ。
スタッフにとっても、キャストたちにとっても、物語を作っていきやすいように、できる限り物語の順を追って撮影していたという本作において、貘とお屋形様の2人が対峙するこの“航空機制圧バトル”は後半に撮影された。撮影場所は、芝浦の有名なヘリポート。撮影前から綿密な美術の打ち合わせを経て、撮影当日は早朝から“賭郎”のセットを組んで臨んだ。
この壮大なオープニングについて中田監督は「全員がこの作品を理解した上での撮影、横浜さんも櫻井さんも、キャラクターがどういう意味合いで戦うのかを理解しています。吹きさらしのビルの屋上で、明け方までやるぞという意気込みで臨みましたが、とてもスムーズで深夜1時前に終わりました」と振り返った。
また空撮については、「いま空撮と言えばドローン撮影が多いんですが、撮影区域に制限があり、ビル風があるため、ヘリコプターで撮影をしました。お台場からレインボーブリッジを通って目的のビルに行く。操縦士の方がとても素晴らしく、4~5回撮影をした後、東京上空の絵も撮影し、メインタイトルバックに使いました。ドローン全盛期の時代に、ドローンが行けないエリアで、また違う味わいの空撮ができたと思います」とこだわりを語っている。
さらに「見どころの一つとしては、貘とお屋形様の対決はもちろんですが、夜行妃古壱を演じた村上弘明さんです。村上さんが僕にとって、理想的な夜行さんを演じてくれています。普段村上さんは温かみのある方で、現場を和ますコミカルな人なんですが、立会人としてクールそのもの。貘とお屋形様の対決の裏では、人が容赦なく死んでいき、温度感ゼロの非情に貘を導いていく。人間味をすっと消しているんです」とコメント。主人公・貘、最大の強敵・お屋形様、そして立会人が、一堂に会するこのオープニングシーンが「嘘食い」の世界観を決定づけている。
オープニングシーン映像の前には、貘役の横浜と相棒の梶隆臣役の佐野勇斗の特別映像も収録。仲が良すぎることでたびたび話題になってきた2人だからこそ出せる空気感で、本編映像への期待をあおっている。
本編映像
作品情報
「嘘喰い」
公開中
原作:迫稔雄(「嘘喰い」集英社ヤングジャンプコミックス刊)
監督:中田秀夫
出演:横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、森崎ウィン、櫻井海音、木村了、鶴見辰吾、村上弘明、三浦翔平
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://usogui-movie.jp
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