4月29日(金)に公開する映画「ホリック xxxHOLiC」の完成披露試写会に神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、吉岡里帆、蜷川実花監督が登壇した。
本作は、累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒット原作コミックを、蜷川実花監督が艶やかで華やかな圧巻ビジュアルで初実写映画化。“アヤカシ”が視える能力を消し去り普通の生活を送りたいと願う四月一日(ワタヌキ/神木隆之介)は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。彼の願いをかなえる対価として、“いちばん大切なもの”を差し出すようささやく女主人の侑子(ユウコ/柴咲コウ)。同級生の百目鬼(ドウメキ/松村北斗)やひまわり(玉城ティナ)と日々を過ごし“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”を操る女郎蜘蛛(吉岡里帆)らの魔の手が伸びる。世界を闇に堕とそうとする彼らとの戦いに、侑子や仲間たちと共に挑んだ四月一日の運命は…。
作品を見た感想を聞かれた神木は、「蜷川実花さんの世界観は、こんなにも美しくて儚いんだっていうのを撮影のときにも感じましたし、あらためて自分で見たときも思いました」とコメント。柴咲は、「緻密な映像美だったり、本当に細かいところまでビジュアルを作り込みました。私は侑子さんとして日々素晴らしい衣装、ヘア、メイクを施していただいて、毎日侑子さんとして緊張感がある中でカメラの前に立てたっていうのがすごく幸せだったなと思いますし、その素晴らしさがスクリーンに存分に詰まっているかと思います」とアピールした。
それぞれ個性的なキャラクターを演じた感想や苦労した点を聞かれると、神木は「めちゃくちゃプレッシャーでした。この話を頂いてから原作を読ませていただいて、大好きになって何回も読んだりしていたんです。読むたびに美しいな、とか書いてあるせりふも、分かるようで分からないような引き込まれる表現で、読んでるうちに『これ自分が演じるんだよな』と我に返るんですけど、そのたびにプレッシャーになってましたね」と話した。それに対し、もともと原作を知っていたという柴咲は「絶対主役は神木さんしかいないと思ってたんですよ。それ以外考えられないと思っていたら神木さんだったので『やったー!』と思いました。四月一日の儚さみたいなものを神木さんには感じます」と称賛した。
妖艶な女郎蜘蛛役を演じた吉岡は「今回すごく背中を押してくださった方がいて、映画を見られたらクレジットを目を凝らして見ていただきたいんですけど、“セクシー所作指導”っていう方がいらっしゃいます。その先生が、私のあらゆる妖艶なクモのような動きを見てくださっています。現場でめっちゃセクシーなボンテージで一緒に過ごしてくださったりして、私も(ボンテージが)普通の私服みたいな気持ちになっていました」とセクシーな所作の工夫を語った。
イベントでは、映画のタイトルにちなみ出演者たちがホリック(中毒)になっているものをフリップで紹介。「イヤホンホリック」と答えた神木は、「イヤホン・ヘッドホンが大好きで、いっぱいいろんな種類のものを持ってるんですけど、また買っちゃうんです。各メーカー得意なジャンルが違うので『このメーカーは結構ベースが効いてるんだな、でも高音はあんまり…』みたいな感じでずっと電器屋さんとかで視聴してます」と熱弁。さらにイヤホンの話を続けようとすると司会者から「もうそろそろ大丈夫です」と制止される場面も。撮影現場でもイヤホンの話題になったというが、松村からは「『あれね、調べたらこうこうこうらしくて、これも良くてあれも良くて良いんだよね~』って言ってどこの何か全然教えてくれないんですよ!だから僕、いまだにどこの何か知らないまま魅力だけ知ってるんですよ」とクレームが。
そんな松村は「RPGゲームホリック」と回答。「先月連休があったときに、とにかく家にこもり続けたいと思ってゲーム機を買ってやり始めたらものすごい熱中しちゃいまして。RPGゲームを始めたんですけど、やってるうちに日々悩んでることを全部忘れて、松村北斗じゃなくてこっち(ゲーム)の主人公になるんですよね。そしたら長年悩んでいた食いしばりをやめられたんです。連休明けたら僕、顔小っちゃくなってて。ゲームやったら顔小っちゃくなるんだなと思ってゲームずっとやってます」とゲーム中毒であることを明かした。
作品情報
「ホリック xxxHOLiC」
2022年4月29日(金・祝)全国ロードショー
監督:蜷川実花
出演:神木隆之介、柴咲コウ
松村北斗(SixTONES)、玉城ティナ
趣里/DAOKO、モトーラ世理奈/西野七瀬、大原櫻子、てんちむ/橋本愛
磯村勇斗、吉岡里帆
原作:CLAMP「xxxHOLiC」(講談社「ヤングマガジン」連載)
脚本:吉田恵里香
製作:映画「ホリック」製作委員会
配給:松竹 アスミック・エース
公式サイト:http://xxxholic-movie.asmik-ace.co.jp