公開中の映画「チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」の大ヒット御礼舞台あいさつが行われ、主演の赤楚衛二と町田啓太が登壇した。
本作は、200万部突破の豊田悠原作の人気コミックをドラマ化した『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系/2020年10月期放送)(通称「チェリまほ」)の続編。童貞のまま30歳を迎えたことにより、“触れた人の心が読める魔法”を手に入れた安達(赤楚衛二)と、そんな彼に好意を抱く同期・黒沢(町田啓太)によるラブコメディだ。
ドラマは、そのあまりにもピュアなストーリー展開と登場人物たちの愛らしいキャラクター像がSNS上で話題となり、回を追うごとにファンが激増。放送直後、“チェリまほ”が日本・タイ・韓国・ベトナムなどでトレンド入りを果たすなど、今や200以上の国や地域で見られるまでに。5週連続でORICONドラマ満足度調査ランキング1位を達成したほか、ギャラクシー賞「月間賞」「マイベストTV賞第15回グランプリ」、第30回TV LIFE年間ドラマ大賞2020も受賞している。
そして今回、リピーターが続出し海外でも続々と上映が決定している本作の大ヒットを祝して、大ヒット御礼舞台あいさつが行われた。
まずは主演の赤楚が「舞台あいさつにまた立たせていただけるとは思わなかったです。今日も皆さんと楽しみたいと思いますので、よろしくお願いします」とあいさつ。続けて町田も「赤楚くんも言ってましたが、こうして皆さんの前にまた立つ事ができてうれしいです。たくさん話したい事があるので、楽しい時間を過ごさせていただければと思います」と舞台あいさつ開催の喜びを話した。
今回のイベントでは、SNSで募集した質問に2人が答えるコーナーを実施。「実はここはアドリブなんだよというシーンがあれば教えてください」という質問に対して、赤楚が「皆さん分かんなかったと思うんですけど…全編アドリブです!」と発言すると、町田は「逆に、(アドリブは)一切ありません」と、息の合ったボケで会場の笑いを誘った。
実際にアドリブはそんなに多くなかったというが、町田は「安達がオムライスを作ってくれたのに、黒沢が『もったいなくて食べられない』って言ったあと『心に焼き付ける』って言ったのはアドリブだった」と回答。このせりふについては赤楚も「それ、マジで黒沢っぽいなと思いました。黒沢なら心で焼き付けますもん」と、このアドリブの的確さを絶賛した。
続いて本作の重要シーンでもある「2人の家族に会いに行くシーンのお話を聞きたいです」という質問が。赤楚が「2つの家族どちらも温かくて、これが僕の家族なんだ、黒沢の家族なんだってスッと入り込めるような方たちでした。何より安達が弟がそっくりすぎて(笑)」と振り返ると、町田も共感。安達一家が食事をするシーンもアドリブだったというが、「ここまで家族になれるのかと驚きだった」と話した。
さらに「好きなせりふはありますか」という質問に、赤楚は「めちゃくちゃベタかもしれないんですけど、『愛してる』ってすごいいいなと思いました。今までの作品で『愛してる』って言った事なくて。日本の作品だと『好きだ』が多くなってしまうので、覚悟も含め、好きなせりふです」と回答。
一方、町田は「黒沢が作品の中で実際に言った言葉ではなくて、六角が(黒沢に)そういうふうに言われたっていうせりふなんですけど、『黒沢二世(になります)』って言ったのに対して『六角一世を』っていうのがめちゃめちゃいいなって。自分が輝いたりとか、自分なりを目指すのがよくない?っていうの考えがいいなと思いました」と語った。
そしてイベントの最後に町田は「本当にありがとうございます。この言葉に尽きます。今回、チェリまほの世界観をまた体現できる事がうれしかったですし、赤楚君やみんなとあの世界に行けるんだと思うと本当にワクワクしました。そんな時間をいただけたのは皆さんのおかげなので本当に感謝してます。まだ公開も続いてるのでゆっくり、じっくり楽しんでいただけたらと思います」とコメント。
赤楚も「僕にとっても宝物のような作品なので映画化するって聞いた時はすごくうれしかったですし、何より台本を見た時にこのテーマはすごく伝えたいなと思いました。僕から話す事というよりも、映画を観ていろいろ感じ取っていただけたらなと思います。ぜひ、何度でも足を運んでください」と観客へメッセージを送り、イベントを締めくくった。
作品情報
「チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」
公開中
出演:赤楚衛二、浅香航大、ゆうたろう、草川拓弥(超特急)、佐藤玲、鈴之助、松尾諭/遠山俊也、榊原郁恵、鶴見辰吾、松下由樹/町田啓太
※榊原郁恵の「榊」は「木」へんに「神」が正式表記
原作:豊田悠「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(掲載 「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
監督:風間太樹
脚本:坂口理子
プロデューサー:本間かなみ、井原梓、熊谷理恵
製作:『チェリまほ THE MOVIE』 製作委員会
制作プロダクション:ラフ・アット
配給:アスミック・エース
公式サイト:https://cherimaho-movie.com
©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会